M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Time ‘n’ Space (Stronghold Games)・Ruse (Bonsai Entertainment)・Kemet (Matagot)をプレイしました。
タイム&スペースはSFテーマの交易ゲーム。商品を生産して宇宙船で運んで需要のあるプレイヤーに売りつけるのですが、全員に1分計の砂時計が配られて、どんなアクションするにも砂時計が落ちるまで待たなければならないリアルタイムゲームです。砂時計は1人2本あるので、必要な各段階のアクションを2つずつ平行して進行させると効率よさそうな感じですが、その間に他のプレイヤーとの交渉はしなければならないわ、技術開発タイルは早い者勝ちだわでテンヤワンヤです。
例によってこのゲームでしか必要ないスキルを鍛えるゲームの一つではあるのですが、それだけ他のゲームにはない独自性を強く発揮している秀作です。プレイ時間30分なのですが、最後使い残した需要チップの失点がゲームの勝敗に強く影響するので、終了数分前くらいから予告してくれるようなアラームを用意するとよいと思います。初回0点、2戦めも時間読み誤って大敗。
キックスターターのルーズはスチームパンク世界で殺人事件の犯人を探すカードゲーム。他人に嫌疑カードをつけていき、自分の前に凶器・動機・機会の3要素が揃うと犯人になって負け、そうならないように嫌疑カードに対応したアリバイカードで嫌疑を捨てて生き残りを目指します。なのですが、コンポーネントはトランプと同じ構成の52枚+ジョーカーで、もしかしたら元になったトランプゲームがあるのかもしれません。システム面で見るべきものはありませんが、雰囲気は割とよくできています。
キクラデスのメーカーのケメト。エジプトを舞台に神殿の支配を争う地政学マルチ。キクラデス同様、神話怪物のフィギュアがたくさん入っています。
戦争するには困難な競りを勝ち残る必要のあったキクラデスと違い、何の条件もなく単純に移動アクションを選ぶだけで戦闘し放題です。しかも、戦闘は攻撃側にのみ勝てば勝利得点を得られる可能性があって、防御側は勝っても領土守って現状維持以外の良いことは何もないという、積極的に攻撃を推奨するアメゲー寄りのデザインです。ただしマップの広さの割に部隊の移動力が少なめに設定されているので、あまり豊富にはない高速移動系の技術やユニットを購入するか、高コストで行き先の限定されたテレポート移動を使うなどしないと、なかなか敵のところまで到達できないようにしてバランスを取っている感じです。
青の2コストの象さんが戦闘力・移動力・防御力のすべてを補強してくれる便利ユニットで、早々にこれ買って序盤から積極的に仕掛けた分のVPで勝ち。