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クラスの特徴
ブリンクブレイドは中HPの近接型アタッカーです。
高速高機動で攻撃力は抑えめですが複数回攻撃を豊富に持つ手数型。自己治癒能力にも優れています。
ファストモードとスローモードで1枚のカードを2通りに使い分ける特徴を持ち、あらゆる戦況に柔軟に対応できます。
手札枚数
手札10枚、最長25ラウンド戦闘を継続できます。永続効果カードにはほとんど依存していないので、万一の場合のダメージ減殺の余裕を持てます。
専用システム
ブリンクブレイドはターン開始時のカード選択後、公開時に
ファストモードか
スローモードを宣言します。
これによってイニシアチブとカードの効果が変化します。
ファストモードを宣言したときは、
タイムトークンを1個消費します。トークンが足りないときは、ファストモードは宣言できません。
逆にスローモードではタイムトークンを1個獲得できます。ただしトークンを2個を越えて蓄積することはできません。ただし、スローモード以外の方法でタイムトークンを獲得するときは、2個の上限を越えて最大5個までトークンを保持できます。
一部のファスト/スロー効果で近接攻撃に射程+Xがつくことがあります。近接攻撃は暗黙的に射程1を持っているので、結果として射程Xではなく射程X+1の遠距離攻撃になります。
ビルドスタイル
ファストモードでのピーク性能を追及するか、スローモードでも安定した火力を出していくかの2つのビルドが考えられます。
スピードブレイド
ファストモードとスローモードを交互に実施してメリハリをつける標準的なブリンクブレイドのビルドです。
スローモードでできるだけイニシアチブを遅くして行動の終わった敵に近づき、次のターンはファストモードで敵より先に攻撃してすぐさま安全圏まで離脱する、という戦法がメインになります。
スローブレイド
レベル4のPrecision Timingによって可能になるビルドです。
常時スローモードで戦い、スローモード時攻撃+1の恩恵を受け続けます。
たとえ攻撃力が低くてもできるだけ攻撃回数の多いカードを選ぶことでターンあたりダメージを最大化することを目的にします。
パーク
を1枚、
を4枚、
を5枚抜くか置き換えることができます。アタッカーとして文句のない性能で、手数の多いブリンクブレイドはこれを十分に活用できるでしょう。
非AMDパーク
小休息したときはいつでも、未使用の
アイテム1を効果なしで使用済みにして、使用済みのアイテム1を
できる
大休息は数少ない「ファストでもスローでも違いがないターン」なので、タイムトークンを補充するためにブリンクブレイドは大休息をすることが多くなります。このパークを活用できる機会は少ないはず。
各シナリオの最初のターンの開始時に、
3できる
ブリンクブレイドは他のいくつかのクラスのように初手を「準備」ターンにするのが必須なわけではないので、第1ターンから普通に行動できるはずです。とは言うものの、タイムトークンを2個にするために初手でスローを宣言して移動にスローペナルティを受けることもままあるので、このパークがあれば何かと役に立つでしょう。
を受けたとき、それを防ぐ
Experimental Adjustmentの下段(スロー)を安全に使用できるようになります。
それ以外にも、機動力が生存性に直結しているクラスなので必要性が高いパークです。
マスタリー
7ラウンド連続でファストを宣言する
タイムトークンは通常は2個、カードやパークの効果でも5個しか蓄積できないので、通常の方法で達成することは困難です。低レベルでも可能な方法は以下の通りです。
スローを宣言して2個貯める→パーク「
+1タイムトークン」を引いてもう1個増やす→Drive Rechargeの上段で+2→ここからファスト宣言開始→タイムトークンが尽きる前にSystems Rebootの上段でDrive Rechargeを回収→Drive Rechargeの上段で+2
一度も攻撃の対象にならない
頼りになるタンクのいるパーティーであれば、普通のブリンクブレイドの戦い方をしているうちにいつの間にか達成できているでしょう。
その他の運用
お買い物ガイド
推奨装備のポイズンダガーとレザーアーマーで特に問題はありません。
好みに応じてレザーアーマーをヒーターシールドに交換しても構いません。
強化
強化を貼るポイントは豊富にあるのですが、劇的な効果が期待できる設計ではありません。例えばTwin Strikeの1回目の攻撃には負の状態は貼れないようになっています。
よく使うカードの攻撃と移動に+1するのがよいと思います。お金に余裕があるならできるだけ流血をつけておくとSand in the Hourglassで有効活用できます。
Blurry Jab (上段): 攻撃+1 (50GP)
Kinetic Transfer (上段): 移動+1 (30GP)
Twin Strike (上段): 流血 (75GP)
カードリスト
左がファストモード、右がスローモードの性能です。
ファストボーナス・スローボーナスを組み込んだ状態で記載しているので、一部のアビリティの効果でボーナスが変化している場合は計算が合わないことがあります。
レベル1
| Blury Jab | 20 / 50 |
ファストモードでのメイン火力。流血はSand in the Hourglassでさらなるダメージの上乗せができる。必要に応じて移動5もできれば、スローモードでダイレクト1ダメージにもなる万能カード。
⭐⭐
| Twin Strike | 24 / 54 |
敵に装甲も報復もなければ合計5火力で、このカードもファストモードでのメイン火力です。スローモードでは地味ですが便利な自己ヒールになり、手札にあれば安心な1枚です。
⭐⭐
| Sap Speed | 45 / 75 |
攻撃3範囲2有利で弱くはないですが、下段とイニシアチブがいまいち使いずらいです。
スローモードの下段でスローペナルティ無視は珍しい効果ですが、ファストボーナスが得られるわけではないのでそこまで劇的な効果はありません。
| Kinetic Transfer | 36 / 66 |
ファストで近接プッシュ、スローで遠距離攻撃と使い分けられる上に上段移動まで組み込まれている便利なカード。下段はスローモードでも十分な移動力があって無駄になることがありません。
⭐
| Overdrive | 60 / 90 |
スローモードの装甲1はターン開始時にスローモードを宣言したときから発動します。敵よりイニシアチブが遅くても有効です。このカードでタンクができないこともないですが、攻撃のためにファストモードを宣言するだけで装甲が失われるのではタンクとしては頼れないでしょう。ブリンクブレイドはこれ以外にジャンプがないので、シナリオの都合でジャンプが必要な場合には必要です。
| Power Leak | 17 / 47 |
ファストでは攻撃4対象2で十分以上の火力。立ち回りで攻撃を回避できるなら毒はそれほど深刻ではないのですが、すでに毒状態だとこの対象+1は発生しないのでどちらにせよ抜いておくにこしたことはありません。
⭐
| Hit and Run | 41 / 71 |
ファストモードでは移動力には困ってないので下段で使うことはないだろう。
| Drive Recharge | 69 / 99 |
| +2 |
|
ロストですがお手軽にタイムトークンをチャージできます。
連続でファストモードを続けたい場合に有用です。
スローモードでは確実に後手が保証されるイニシアチブ99が重要。
| Cascading Reaction | 19 / 49 |
ロスト火力としてはPower Leakあたりと比べてそこまで強いわけでもありません。
スローモードでもそれなりの火力があるとは言えますが。
| Temporal Displacement | 44 / 74 |
あると便利な上段移動と略取の組み合わせ。
とはいえ、移動2略取1はExperimental Adjustmentの下段と同じなので、手札の都合で抜かれがち。
レベルX
| Experimental Adjustment | 12 / 42 |
速いイニシアチブ+無条件ダメージ+不可視がセットになった強力な一枚。ブリンクブレイドの生存性の鍵になります。
下段もファストでは略取、スローでは大移動と汎用性が高い必須カードです。
⭐⭐⭐
| Sand in the Hourglass | 52 / 82 |
ファストモードで雑に使うだけで高シールドHP3の敵を即死させられる便利カード。
下段のヒールも自分と味方を適当に巻き込んで使えて十分に有用な上、タイムトークンを消費しての上乗せアクションは攻撃面でも潜在力があるなど必携カードの一つ。
⭐
| Borrowed Time | 02 / 32 |
| このラウンド中、すべての味方の移動に-1 |
このラウンド中、すべての味方の移動に+1 |
「アクション」は上段と下段で2回発生するので、上段の効果は実質3ターンしか持続しません。有効活用は難しいでしょう。
ファストモードで確実に先手を取るためのイニシアチブ02として移動2で使うためのカードです。
レベル2
| Systems Reboot | 57 / 87 |
Power Leakの毒やExperimental Adjustmentの足止めなど、自分に負の状態をつける系の効果を速やかに回復できます。スローモードの効果はタイムトークンを消費するので、スローモードのイニシアチブを使用すること以外は実質ファストモードを選ぶのと変わりありませんが、Precision Timingの上段と組み合わせてさらなる火力増強が可能です。
ファストスローどちらでも有用ですが、どちらかというとスローで重要なカードです。
⭐⭐
| Reckless Augmentation | 10 / 40 |
Twin Strikeに代表される手数型のブリンクブレイドの手札の中では貴重な単体大火力カード。
イニシアチブも良好でファストモード向きです。
⭐⭐
レベル3
| Make It Count | 51 / 81 |
ブリンクブレイドは自己ヒールはそれなりに持っているのですが、他人を回復できるカードは少ないです。
| Double Time | 22 / 52 |
| 次の |
|
上段はファストで使うとTwin Strikeと大差ないのですが、スローでの攻撃力減少が減っているスローブレイド向きのカード。
下段は一見ファストモードの性能を飛躍的にアップしてくれそうに見えますが、ファストボーナスで増えるのは移動力だけなことが多く、攻撃力にはあまり貢献しません。
⭐⭐
レベル4
| Precision Timing | 15 / 45 |
スローモードでの火力を実用範囲まで底上げしてくれるスローブレイドのキーカード。
⭐⭐⭐
| Potential Energy | 32 / 62 |
スローモードでタイムトークンが2個まで溜まっていれば上下段とも強力ですが、ファストを宣言するだけでそこから上下段とも-1されてしまう何とも使いにくいカード。
スローブレイドはこのレベルではPrecision Timingを取っているはずなので、次のレベルになってから戻って取る用でしょうか。
レベル5
| Breakneck Speed | 03 / 33 |
| 大休息以外の次の4ラウンドの開始時に、 |
|
4ラウンドだけカード3枚プレイが可能になります。手札枚数もHPも管理が大変ですが、一時的に時間あたりダメージを飛躍的に高めてくれます。
⭐
| Flashing Flurry | 40 / 70 |
Breakneck Speedほどの派手さはありませんが、ブリンクブレイドの数少ない遠距離攻撃であること、ときどき出るあまり使いみちのないマナを何でも吸えることから、何かと使いやすい1枚です。
レベル6
| Stab Them All | 04 /34 |
さすがにこのレベルまで来るとAMDも育っているので、3回攻撃は額面以上の火力を出してくれるはず。
将来的には何とかReverse the Flowと組み合わせて脅威の5回攻撃にしたい。
| The Knife’s Edge | 65 / 95 |
反動は大きいですが、強力な攻撃、流血、自己ヒール、必要最低限の移動力、極めて遅いのが逆に戦略的に使えるイニシアチブと何でも揃っているカード。
⭐
レベル7
| Phasing Blades | 63 / 93 |
| すべての攻撃に |
|
手数型のブリンクブレイドには心強い対シールド対策。
下段はロストでなくタイムトークンを補充できる貴重なカードだが、少人数プレイでは敵の数が足りないかもしれません。
| Rushed to the End | 32 / 62 |
スローブレイドは結局のところ、このカードをフル活用するためのビルドです。
スローを宣言していても、Precision Timingの効果で攻撃力はファストモードと同等、タイムトークンは惜しくないので気兼ねなく+3することができ、ロストでない攻撃8をリスクなしで振り回すことができます。
⭐
レベル8
| Quantum Uncertainty | 35 / 65 |
を |
とみなす |
スローモードで攻撃に使うのは何か手品がないとリスク大きすぎな気がします。
それ以外はどのモードでも文句なしの強カード。
⭐⭐
| Fastest Alive | 01 / 31 |
絶対に先手を取れる素敵なイニシアチブ。そのせいかどうか、火力には使いにくさが残る感じはします。下段の驚異的な移動力で使えれば十分ということでしょうか。
レベル9
| Reverse the Flow | 58 / 88 |
| このラウンド中、あなたは移動アビリティを攻撃アビリティとして実行できる / 捨て札からカードを1枚プレイし、下段アクションを実行する / |
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| 開始ヘクスに |
|
ファストモードボーナスとして上段移動が組み込まれているカードが多いので、Breakneck Speedと組み合わせて他のカードの上下段をフル活用したいところです。下段の何もかもリセットしてリトライ効果はあくまで緊急用。あまり頻繁に使用するとは思えません。
| Fractured Timeline | 55 / 85 |
| 隣接するノーマルの敵のコピー1体が隣接する空きマスに発生。このモンスターはあなたの味方で他のすべてのモンスターの敵。あなたのAMDを使用する / |
|
実質的には召喚獣ですが、ブリンクブレイドにはコマンド系の能力がないこと、イニシアチブがブリンクブレイドと連動しないことから使いにくさが残ります。性能が敵に劣らないのはすばらしいです。
を