T井氏宅ゲーム会

T井氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
いつも人数しか書いてないので誰が来てたのか全然覚えてないのですが、T位氏によるとちょうど1年前のT位氏宅ゲーム会と同じ面子だそうです。
Hellas (Queen)・トリックと怪人(Oink Games)・Pioneers (Queen)・アノコロの俺ら(熊熊飯店)・Race to the New Found Land (HiG)をプレイしました。

シュテファン・ドーラのヘラスはなんだか良く分からない島で大理石を集めて建物を建てるワーカープレース。資源さえあれば盤上どこでも自由に建てることができ、生産するにも勝利得点を得るにもネットワーク構築が重要なのでメインは陣取りです。生産拠点である盤上3ヶ所の石切場にはそれぞれ見込み寿命が表示されているのですが、長生きしそうな石切場でも生産アクション踏んだ人の思惑で突然早期に廃坑になったりするので、あまり見かけの産出量にこだわらず布石重視で配置した方がよいかもしれません。負け。

トリックと怪人は1枚ずつ伏せ出ししたカードの中から一番数字の大きい1枚を当てる推理ゲーム。カード構成は1~10までしかありませんが、ボトルインプのようにスートが3色あって数字がかぶらないように高めの青・中間の赤・低めの黄色と分かれています。出したカードの数字は非公開ですが色は公開なので、自分の手札の情報から推理します。レンジ狭いのでそこそこ読めますが、低い数字のカードにある特殊効果で紛れが出るという仕組み。特に最低値の1は色を偽れるので相当な攪乱になります。ジャパニーズミニマリズム系のゲームの中でも格段に面白いです。負け。

パイオニアは西部開拓が舞台のネットワーク構築とピックアンドデリバリーのゲーム。マップがアメリカ大陸で自分の路線なら無料で移動、他人の路線ならお金払って移動というシステムなので、AHのレイルバロンみたいにマイアミとかボストンとかに雪隠詰めにされるとツラい。しかも全員で1台の馬車を共有しているので、気がつくと自分の番にはとんでもない所に連れて行かれています。計画的に大陸横断路線を育てていくのが肝要ですが、通行料に比べて収入は少なめでなかなかママならないというゲームです。中西部に南北縦断路線を作るというこの手のゲームで一番よろしくない展開で当然ながら負け。

アノコロの俺らは80~90年代の映画・本・TV番組・ゲーム・時事などを年代順に並べるタイムラインみたいなゲーム。ジャンルが同じだと相対的な順番はすぐ思い出せるのですが、混ざると急に分かりにくくなります。上家がバーストすると下家の得点になりやすいシステムなので、競技性というよりは当時を回想して盛り上がるゲーム。大差2位。

ニューファンドランドは大航海時代の開発ゲーム。船を買ってきて入植したり商品を出荷したりして得点を稼ぎます。ボードのほとんどを占める帯は得点トラックで、タイトルほどのレース感はないのですが、先に規定値の勝利得点を稼いだ人はボーナスカードがもらえて先行者有利なところがレースなんでしょう。ゲームとしては序盤がうまく回った人がさらに有利になる一方でスリップストリーム的な逆転要素がないのが気にはなりますが。
船はランダムに引かれたのがトコロテン式に売り出されるシンプルなシステムですが、性能差の設定が絶妙で、自国の特殊能力を活用できる船を調達してうまいこと回していくのが楽しいです。
担当国ランダムに決めるとスペイン。入植で追加のキューブが置けるので島のエリアマジョリティに勝ちやすい強そうな能力ですが、ランダム引きの島タイルが全部埋まらないと決算してもらえないのであまり得点にはなりませんでした。もちょっと引きさえ良ければの2位。スペインは入植と探検に特化すべきで途中で出荷に浮気したのが良くなかったようです。余った産物は船の強化に回すべきでした。ただ出荷は即座に得点になるため得点競走に関して比類ない強さを発揮するので単純に選択肢から捨てるには惜しく、なかなか難しいところではあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です