M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
TV Wars (AH)・Pandemic (Z-man)をプレイしました。
TVウォーズはモノポリーっぽいシステムをベースに放送局の視聴率争いの要素を加えたゲームです。番組を買い集めながらトラックを周回し、スタート以外の3つの角マスに誰かが止まったら視聴率戦争が勃発します。手持ちの番組を組み合わせてゴールデンタイムの3時間の枠を埋め、30分ごとに最低視聴率の番組を打ち切っていきます。すべての番組が打ち切られて放送できなくなった局は停波になって脱落です。
タイミングよくスポンサーの支援が降ってきたうえに、人気番組の危機を緊急ニュース速報を割り込ませて誤魔化したり、ダイス判定の特番で良い目を振ったりしてなんとか最後まで生き残ることができました。最後に残ったのは胸にS字のマークをつけた白痴のヒーローが活躍する30分アクション番組Stupormanの1本だけでした。
さすがに20年前のゲームだけあってシステムは古く、しかもかなりの運ゲーなのですが、そこはかとなく感じさせる戦略性と異様な収束性が特徴の怪作でした。ほぼ4人固定なのと、アメリカの(80年代の) TV事情を知ってないと元ネタが分からなのが惜しいです。
最近は豚フルのニュースもとんと見なくなりましたが、パンデミックは昨日発売のHJの日本語版です。拡張セットの絶対絶命(On the Brink)と合わせて買ってきました。例によって細かい誤植はいくつかあるのですが、ゲーム的に支障のあるものではなく、日本語になってかなり遊びやすくなりました。コンポーネントも充実していますし、箱もかなり頑丈でとてもよいつくりです。
1人増えて5人。とりあえず1回めは基本セットのまま、難易度は標準で。作戦エキスパートが改訂版でちょっと強化されたものに差し替えられています。ワクチンを2種開発してこのまま行けそうかといったところでアウトブレークの連鎖で人類滅亡。
気を取り直して2回めは拡張の役職とスペシャルカードを投入し、紫キューブの変異種を入れてみました。新しいスペシャルカードを活用して、ぎりぎり山札が尽きる前にすべてのワクチンを開発することができました。
元のルールでは人数が増えるほど一人にカードを集めにくくなって難易度が上がっていたのですが、今回の拡張でスペシャルカードを人数×2枚入れるよう変更になりました。人数に応じた調整が自動的に入るよい修正だと思います。あとはエピデミックカードが増えて、もっともっと難易度を上げられるようになったので、もうしばらくは楽しめそうです。