ML.Kの裏例会がありました。参加者3人。
Days of Steam (Valley)・Arkham Horror (FFG)・RftG (RGG)をプレイしました。
デイズ・オブ・スチームはカルカソンヌのような正方形のタイルを1枚ずつ配置してマップを作りつつ、汽車を走らせて荷物を運ぶゲームです。
手番にはタイルを置くか汽車を進ませるかのどちらかができますが、汽車を進ませるための蒸気パワーを貯めるにはタイルを置く必要があり、一定以上の蒸気は貯められないという仕組みなので、ある程度同時進行で進めていきます。荷物の輸送はキューブの色が目的地の街の色になっているので、自分の汽車に1つだけ積んで目的地まで運ぶというオーソドックスな作りです。
システム的には普通すぎて逆に類似品を探すのが難しいような気が。1ゲーム1時間の小品ですが、十分に鉄道ゲームらしいゲームが楽しめます。ただ一点だけ気になったところが。高速でカーブを曲がると脱線するというルールがあるのですが、そもそも汽車の移動力が貯めた蒸気パワーによって制限されているので二重にストレスを感じます。脱線判定のダイスでランダム性を増すのと、優勢なプレイヤーを一時足止めして妨害のチャンスを作るための陰謀ルールであると思うのですが、ちょっと蛇足感があります。
コンポーネントは箱サイズの割には物足りないですが十分な出来。ルールは図や例が豊富な割には些細な疑問点が明確に書いてなくて、ちょっと不親切です。HJ訳は見たところ間違ってなさそうで、訳のせいというわけではないようですが。
給水塔タイルによる蒸気パワーの補充効果をうまく活用できて勝ち。
続いてアーカムホラー拡張全部入り。今日の旧支配者はボクルグ。何て作品に出てたのか全然知りませんが、トカゲみたいな姿をしていてイブの怪物に崇拝されているらしいです。4体いるイブの怪物それぞれに探索者全体にかかるペナルティが設定されていて、トロフィーを消費してイブの怪物を除去しないとひどい目にあわされるという特殊能力があります。
イブの怪物を2体まで除去したところでゲート数が上限に達して最終戦闘に突入。ボクログの攻撃は時間制限だけなので探索者側は全力で攻撃できるのですが、それでもとても時間内には撃退できそうにありません。ところが全滅まであと2ターンのところでボクログの攻撃カードを引いたら、ボクログは満足して異界に帰ってしまうという結果に。一応探索者側の勝ち。からくもアーカムは破滅の運命をまぬがれることができました。
最後にRftGはロストコロニーからノベルティ出荷作戦で。好調に回りましたが、同点手札数負けでした。