K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
Progress (NSKN Games)・Coup (La Mane/Indie)・ルイナス(Bakafire Party)をプレイしました。
プラエトルの会社の2作目プログレスは技術開発のカードゲーム。様々な技術がカードになっているので、手札からサンファンっぽい方式でカードをコストとして払って場に出していきます。技術ツリーで連鎖していれば、コストを無視して無料で建てられるあたりは7 Wonderです。古代から現代まで4時代に分けられたカードセットが入っていますが、通常使用するのは時代3までで、時代4の技術が長時間プレイ用の選択ルールなところはまるでスルージエイジズです。基本的に自分だけで閉じたハンドマネージメントのゲームでドラフトとか攻撃要素とかは全くありません。どの技術カードも人数分はないので、他人の出した技術見ながら微妙に方針転換していくところが唯一のプレイヤーインタラクションになっています。
ゲーム開始時は手番あたり2アクションずつプレイでき、アクション数増える技術を出せれば3アクションになるのですが、その技術も当然人数分はないので、引けるかどうかの運だけで展開速度に1.5倍の差がついてしまいます。高速化バリアントの最初から3アクション持ってるルールでプレイした方がバランスはよさそう。
技術カードは普通にコストを払って出す代わりに、一定のターン数遅れさせて無料で出すオプションがあるのですが、終了条件技術の一つをこの方法でプロットしておいたところ、最後の手番で意図せず完成してしまいせっかくのラストアクションが無駄になってしまいました。タイミング要注意です。4位。
クーは宗教改革拡張入り。拡張入れると10人までプレイできますが、英語版のレジスタンスクーは基本拡張とも差し替え用デザイン違いカードが複数入っているので、理論的には20人くらいまで対応できるお得セットとなっております。拡張で陣営要素が追加され、大使が異端審問官に差し替えになります。陣営は開始時に人数均等になるように分けられます。自陣営の(名目上の)仲間は攻撃できず、お金を払って自分や他人の陣営を変えることができます。序盤の誰殴ってもいいけど誰も殴る理由がない状況で、ある程度の指針ができて微妙な綾ができると思います。異端審問官は大使のように自分の役職変える能力に加えて、他人の役職を見たり差し替えたりできる強力な役職です。これも序盤のあまり指針のないタイミングで使い易くなっている感じです。勝ち。
1人減ってルイナスは廃墟を探索するゲーム。独特の世界観と用語で説明聞いただけではちょっと分かりにくいのですが、一度プレイすると手堅くまとまった無駄のないシステムでした。要するにダイスの出目が毎回固定されているスゴロクです。カードの特殊能力などでダイスを操作して、行きたいところに移動してカードを拾ったり自分のコマ置いてエリアを占領したりします。何も考えないでプレイするとどんどん廃墟が崩壊していきますが、あと一手でボード壊せるようにしてしまうと他人を利するだけなので、慣れると洗面器ゲーになりそうな雰囲気でした。ボードの組み替えで相当のバリエーションが出るようなので、何度かプレイする必要がありそう。負け。