K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
CV (Granna)・Latria (風栄社)・ダイヤかチョウか(eggplant)・Mayer (やおよろズ)・なごや男爵 (NIK)をプレイしました。
まずは3人で人待ちCVゴシップ拡張入り。不利な効果がある代わりに他人に付けられるゴシップカードと不幸ダイスや幸運ダイスを消費して買えるフェイトカードが追加されました。ゴシップカードは最終的に得点になるのですが不利な効果もそれほど強力ではなく得点も微妙なので、貴重な場が買いたくないカードで埋められるだけでちょっと微妙です。ダイス目悪くてカード買えない人はそのゴシップカードすら買えないわけですし。フェイトカードは不幸ダイスを3個振ってしまったときのダメージを吸収できるので、序盤の事故率を大きく下げてくれます。若いときに失敗すると立ち直れないゲームなので、こちらはバランス調整としては良くなっていると思います。負け。
7人までプレイ可能なのに7人だとあまり面白くないらしいラトリア。4人。このくらいがちょうどいいそうですが。同時出しのバッテイングゲームです。4人だと半分くらいしかカード使いませんが、ドラフトするのでおおよそ全体的なカード枚数は見ているはず、というシステムです。リードカードとなる場札は毎回ランダムに引かれてくるので、写真記憶の持ち主でないと結局はうろ覚えで適当にプレイするしかないですが。これ以上削ぐところのないシンプルなゲームでプレイ感も良好ではあるのですが、もう少し何とかならないのかなという印象もあります。勝ち。
ダイヤかチョウかは人数分の封筒のうち1枚だけチョウ、残りにダイヤが入っているので、ESPでダイヤの入っている封筒を選ぶゲーム。封筒を開けるなりゴム仕掛けでパタパタとチョウが飛び立つギミックは素晴らしく良くできています。封筒の厚みで微妙にチョウの位置がバレてしまうのでダミーとして何か入れた方がよいかもしれません。的確にチョウを引き当てて負け。
メイヤーは市長選挙を題材にした協力ゲーム。全員に候補者本人や選対本部長などの役職を割り当て、毎日各地区から動員されてきた運動員をアクションポイントとして消費して選挙活動を行います。選挙期間が終わったら地区ごとに人口×投票率×支持率で投票数を1票単位で数えて有効投票数の過半数を制していれば勝ち。奉行問題を何もケアしてないとか重要情報がルールのあちこちにこっそりと分散してたりどうにも明確でなかったりと、最近のボードゲームの水準として難点がないとは言えませんが、細部に渡って選挙活動の臨場感を感じさせつつ軽量なゲームに仕上げた完成度の高いゲームです。難易度ノーマルで我らが市長候補は図書館のツタヤ化と市立病院の小児科廃止を掲げて愚民どものハートをがっちりキャッチ(ただしゲーム中1回だけできる演説ではこの2公約を大々的にアピールするも惜しくも失敗)。大票田のベッドタウンから大量得票して見事当選することができました。
なごや男爵はレイルバロンの名古屋版。地下鉄とバス路線を使って名古屋市の各所を廻ります。地下鉄とバスでは停車駅数が大きく違うので、路線が重複していても速度と小回りで差別化されています。システム面でのレイルバロンとの大きな違いは買った路線も資産に数えるところですが、特急券に相当するmanacaが資産にならない上にクソ高いので誰も買いません。さらに最高額路線であるバス栄系統とバス名駅系統がどちらも市内全域をほぼ網羅しているので、何箇所かトラップ路線を作った上でどちらかでも買えてしまうと、後は牛歩戦術で誰かが路線借りに来るのを待つだけとバランスは全くもってよろしくないと思います。負け。