K藤氏宅ゲーム会

K藤氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Steam (Mayfair)・Mineout (操られ人形館)をプレイしました。

Steamは蒸気の時代(Warfrog)のリメイクで、マップを一新し、システムは簡単なベーシックと旧作に近いスタンダードの2本立て。ベーシックルールはRailroad Tycoon (Eagle Games)のものという噂でしたが、蒸気のルールの根幹部分をほとんど残したまま簡略化していて、特権システムを完全にカットしたRTとは似て非なるものです。
ベーシックルールでは順番の競りが第1ターンの1回だけで、2ターンめ以降のプレイオーダーは前のターンで選んだ特権で自動的に決まるようになりました。都市化・機関車などの強力な特権は、使用コストと次ラウンドの順番でバランスを取っています。その他、ベーシックとスタンダードで若干違いますが、収入と借金のシステムが整理されて遊びやすくなりました。キューブの再生産も変更になっていて、こちらはダイスや袋を使ったランダム要素が排除されました。
せっかくなので新しくなったベーシックルールと3~4人用の北米東海岸マップで。面積の割に都市が少なく都市間距離も長めで地形も厳しいマップです。キューブの配置を見ると2箇所くらいあった1リンク輸送ができそうな場所が有利かななどと話していたのに、いざ始めるとみんな全然違うところから引き始めています。なるべく他人から離れる鉄則通りらしい。プレイオーダーが固定化しないので序盤のミスで沈んだり中盤一気に突き放されたりということもなく、終盤まで追いつ追われつの展開になりました。結局得点はトップタイでしたが収入レベルの差で2位でした。
元々フォルダンプと蒸気の時代はプレイオーダーの競りにゲームの比重がかかりすぎていて、鉄道運営の部分が競りの結果を確認するただの作業になっていたきらいがあったのですが、ベーシックゲームでは競りをバッサリとカットすることで、線路の建設や輸送で競う鉄道ゲームとしての面白さを回復することに成功しています。再生産システムが変更になっているので、必ずしも宣伝文句通り蒸気の時代の古い拡張と互換性があるとは限らないのではないかと思いますが、それ以外の点ではベタ再版の3版よりお勧めです。箱にはゲームに使わないトークンが山ほど入っていて、専用の拡張セットを出すつもりのようですが…

ゲームマーケットの戦利品らしいマインアウトは、鉱山街を右往左往して金銀銅を掘るゲーム。各種の金属を一定数以上保持したまま次のターンを迎えると勝利得点が獲得できるのですが、誰かが最後の1個を獲得すると廃坑になったからという良く分からない理由で全部没収されてしまいます。ちょっとシステムの納得性は低いのですが、運の要素が少なく難易度の高い良作です。他人と同じことをしたりされたりすると廃坑になって得点源を失いやすいので、独自の道を進んだり他人に被せて妨害したりと考えどころは多いです。一応2位。

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