K藤氏宅ゲーム会

K藤氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Quarriors! (WizKids/アークライト)・Baltimore & Ohio (Winsome/Eagle)・Das Magische Labyrinth (Playroom)・Spring Fever (Filosofia Editions)をプレイしました。

クォーリアーズを2戦。アークライトが配布しているプレイマットが超絶便利です。見落しがちなルールもきっちり網羅されていてとてもプレイしやすくなります。

B&Oは1830によく似た鉄道ゲーム。1800年代のアメリカ東海岸からシカゴあたりまでを舞台に、鉄道会社の株を売買したり列車を走らせたりして儲けます。
株式ラウンドと運営ラウンドを繰り返し、会社を設立して線路引いて列車買って収入を株主に分配するという基本システムは18xx系ゲームと全く同じです。1830との最大の違いは列車が廃車にならないところですが、保有列車には別途維持費がかかり、古い列車を社長の判断で自発的に捨てられるので、本質的な違いとまでは言えません。
その他にも、線路タイルがなくマップに置いたキューブが全方向に接続した線路を表しているとか、社長株も普通株と同じ10%だとか、株券保有枚数も列車保有数も上限がないとか、会社の資金は株券売れただけとか、1870風の株券償還ルールがあるとか、売り切れ上がりがなく売れ残り下りがあるとか、配当の有無よりも純益の増減が株価に影響するとか、会社間で列車を売買できないとか、1830のゲーム的な陰謀ルールがことごとく素直なシステムに改められています。
ゲームは銀行破産ではなく、1社の株価がチャート上の上限に逹するか、最初の6列車を買ったターンの最後で終わります。ただし、株価上昇の条件が「前回運営ラウンドより高い純益をあげかつ配当すること」と厳しいうえに、設立時の上限価格からチャート上の最高株価まで遠いので、前者の条件にかかる可能性はほとんどないと思われます。ルールが違うような気もしますがBGG等のレビューでも株価MAXでエンドゲームになってる例は見当たらないので、これで正しいようです。収益そのものは後半にかけてガンガン伸びるので、6列車まで買うこと自体は難しくないのですが。
炭鉱エリアに近いPRR・B&O・C&Oが人気でしたが、あえて炭鉱から遠い代わりにNY周辺の都市密度の高いエリアに近いNYCを設立してみました、中盤コストパフォーマンスの高い3列車あたりが出てきたタイミングで会社に資金を注入して列車をまとめ買いできた分が効いたらしく僅差1位。借金等のインチキ臭い資金操作も列車操作もないシステムなので、基本的に1社健全経営がよいようです。

魔法のラビリンスは拡張入り。細かい追加がいくつか入っていますが、最大のものは一方通行の壁。双方向通行不能な基本ルールの壁のいくつかを一方通行の壁に置き換えるので、難易度的には下がるはずなのですが、通れることを確認したハズの壁に阻止されてしまうことがままあり、別の意味で難しいゲームになります。
ただ、この壁は木片をテープで貼っただけで、倒れるべき方向のときも若干の抵抗があり、順方向でも時々鉄球が落ちてしまいます。テーマ的にはその辺の不確実性もアリと言えばアリですが。

最後はスプリングフィーバー。何度プレイしても信じたいけど信じられないジレンマが厳しいゲームです。最後にお手付きしてマイナス。

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