エンベロープXクラスガイド

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このページにはエンベロープXの重大なネタバレが含まれています。

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クラスの特徴

ハロワーのブレイドスウォームは中HP型の近接アタッカーです。攻撃のほとんどがマルチターゲットで、1対多戦闘に特化した独特の性能を持っています。多数の召喚獣を持っているのも特徴で、ほとんどの召喚獣はブレイドスウォームに固有のバフを与えることができます。同じハロワーのプラーグヘラルドと同様に、状況に応じて自分の強化を使い分けるコンセプトではあるのですが、グルームヘイヴンの基本システム的に召喚獣はあまり強力でないため運用はなかなか難しいでしょう。

手札構成

手札は多めの11枚です。本来30ラウンドの戦闘継続が可能なはずですが、性能がロストカードに大いに依存しており大抵の場合は序盤から複数のロストカードを切っていくことになるので、常に手札の少なさに悩まされることになるでしょう。

パークの選択

-2を1枚、-1を4枚、+0を4枚抜くか置き換えることができます。能力カードからも修正カードからもマナがいろいろと出ますが、ブレイドスウォーム自身はマナを使用することがありません(1枚だけありますが、色は気にしません)。純粋に味方の必要としているマナが出るように組み立てればよいでしょう。Ignore Negative Item EffectとIgnore Negative Scenario Effectの両方を持っていて隙がありません。

お買い物ガイド

大HPではないのに立ち位置的にダメージを受けやすいので、できるだけ良い鎧を買いましょう。盾や兜も基本的にタンク向けの装備で揃えるべきです。もしくはWar Hammerでスタンをバラ撒くのもよいでしょう。

カードリスト

レベル1

Hive Mind 05
あなたは、あなたが所有する召喚獣のアクションをコントロールできる。2
2 (あなたが所有するすべての召喚獣) 2

ダブルロストであるが、必須の1枚。グルームヘイヴンの召喚獣の弱点は、①行動をコントロールできない、②防御力が低くすぐ死ぬという2つに集約されるが、この2つの欠点をどちらも解決することができる。といっても上下段に分かれているので実際には一方しか対策できないわけだが。最初の部屋をクリアしたら次の部屋に行く前にこのカードの上段を貼って、召喚獣はずっと最初の部屋で待機させておくのが通常の使用方法になる。⭐⭐⭐

Corrupting Parasites 96
召喚: 4 2 4-X (Xはあなたと召喚獣の間の) / この召喚獣が3以内にいなければ、1ターンにつきあなたの攻撃の1回に+1 2
4

召喚獣その1。ブレイドスウォームから離れるたびに召喚獣自身の攻撃力が低下するが、0まで下がると逆にブレイドスウォーム本人の攻撃力が+1される。Hive Mindと組み合わせて遠くに放擲して+1攻撃だけ受けるのがよいだろう。ただしマルチターゲット攻撃がメインのブレイドスウォームとの相性は良くない。初版では1回制限がなく、もう少し強力だった。⭐

Deflecting Blades 11
3 2
2 / このラウンド中に攻撃されたとき、敵が引いた1以上またはx2の修正カードは+0とみなす。

Hive Mindはロストするので実質的にレベル1のブレイドスウォームにとって最速のカード。攻撃力はレベル1としては水準以上。下段も期待値で0.5程度のちょっとしたシールドとみなせるので、移動のついでとしては必要十分。⭐⭐

Engulfing Stingers 88
召喚: 2 3 ターンの終了時、隣接するすべての味方と敵は1ダメージを受ける。/ あなたがこの召喚獣に隣接していれば2 2
3 / 隣接するすべての味方と敵は1ダメージを受ける。

上段の召喚を使用することはない。召喚カード特有の遅いイニシアチブを除けば下段は使えなくはないので、序盤は手札の数合わせに入れることになる。

Death March 84
召喚: 6 1 2 / あなたのすべての移動に+1 2
4

このカードを貼るよりは、そのまま下段で使った方が総合的な移動力は上がる(まさにデスマーチの名にふさわしい)。⭐

Omniscient Assault 22
2 3
2 / このラウンド中に攻撃するとき、あなたが引いた-1以下またはnullの修正カードは+0とみなす。

毎回毎回対象を3体用意できるとは限らないので、総合的にはDeflecting Bladesに劣る。下段はいずれ修正デッキが育ってくると不要になるのだが、nullを回避できるという一点でも十分と言えば十分。⭐

Call of the Grave 49
2 あなたが所有し、対象に隣接するすべての召喚獣は、その対象に+0を実行する。
のすべての敵は、そのターンの開始時に1ダメージではなく2ダメージを受ける。 2

上下段とも全く必要ない。

Venomous Barbs 59
(隣接するすべての敵) / 隣接するすべての敵は1ダメージを受ける。
の敵に対するすべての攻撃は+1の代わりに+2を得る。 2

上段はEngulfing Stingersの下段と組み合わせてほぼ無条件で3ダメージを確定で与えられるので、序盤~中盤の高シールドの敵を倒すことができる。ブレイドスォームは(レベル2のInfestで召喚獣を使用する以外には)毒を入れる手段を持っていないので、下段を使うことはない。

Scattered Defense 16
1 (自分) / 1 (自分) 1
あなたが所有するすべての召喚獣は+2 をあなたのコントロールで実行する。/ (召喚獣が通過したすべての敵)

上下段とも全く必要ない。

Swarming Minions 61
あなたが所有する隣接する召喚獣1は+0と+0を任意の順番であなたのコントロールで実行する。
5

ブレイドスウォームのロストしない最大移動力。⭐

The Storm’s Edge 77
3 3 2ヘクス先の敵を対象にできる。/ X (自分, X=2x対象の敵の数)
あなたが所有するすべての隣接する召喚獣は+0と+0を任意の順番であなたのコントロールで実行する。

上段は実用的な火力かつレベル1ではブレイドスウォームの唯一のヒールである。ダブルロストなことを考慮した性能は下だが、ヒーラーがいないのであれば入れざるをえない。

レベルX

Grasping Advance 20
2 / 2
6 このアクションで進入したすべてのヘクスから 1

上段移動→イモビライズ攻撃→下段移動で離脱、と流れるようにプレイできる優秀なカード。下段も緊急時の大移動として使ってもよいし、終盤に金貨を集めるのに使ってもよいのでシナリオを選ばずスタメン入りできる。⭐

Unstoppable Army 94
召喚: 4 1 1 1 / これがダメージを受けていなければ、あなたは1 2
2 (あなたが所有するすべての召喚獣)

Corrupting ParasitesがNerfされたので、自己バフ系の召喚獣で常用するのはこれ一択である。当然Hive Mindで最初の部屋に大事に仕舞っておこう。万一ダメージを受けてもヒールで抜けばシールドは回復するが、ブレイドスウォームにはそんな便利なヒールは(このカードの下段以外には)ない。⭐⭐⭐

Tome of the Immortal 37
あなたはロストしかカード1を、直ちにそれをプレイして上段または下段のアクションを実行する。
あなたが所有するすべての召喚獣はターン終了時のを行い、あなたがそれを獲得する。2

興味深い効果だがダブルロストカードを入れる余裕はない。

レベル2

Infest 43
これをあなたが所有する召喚獣に付加する。その召喚獣は、以後の終了ごとに「(隣接するすべての敵)」を行う。2 その召喚獣は直ちに「2」を実行する。
5

上段は使わないので、2枚目のSwarming Minionsとして採用する。

Vampiric Tempest 09
1 (隣接するすべての敵) / X (自分, X=対象の敵の数)
2 / 3 / 2 1

The Storm’s Edgeの低火力版。ロストしないヒールなので、味方にヒーラーがいないか、闇マナを必要とするならこちらでもよい。

レベル3

Putrid Grubs 98
召喚(3体): 1 1 2 / この召喚獣のうち、ちょうど2体が死亡しているなら、あなたのすべての攻撃に+1 2
2 / (自分)

Corrupting ParasitesがNerfされた今やブレイドスウォームもマルチターゲット攻撃の火力を一気に増加させてくれる唯一のバフとなったわけだが、準備に手間がかかる問題は解決されていない。⭐

Sand Scythe 14
3 3 1
あなたが所有する3以内の召喚獣1は、3をあなたのコントロールで実行する。/ (その召喚獣に隣接するすべての敵)

Deflecting BladesとOmniscient Assaultだけでは攻撃カードが不足気味なので、それらの上位互換なこのカードはかなり強力。⭐⭐

レベル4

Sword of Tenacity 17
あなたのターンの終了ごとに1回、手札を1枚捨てることで、追加のアクションとして、3を実行できる。2
3 / このラウンド中、隣接する敵が移動アクションを行ってあなたから離れたところで移動を終了するたびに、あなたは直ちにその敵に隣接するヘクスに移動できる。

DPSは増加するが、ただでさえ足りない手札がますます少なくなるので、上段は使用できない。イニシアチブ17の移動3に甘んじるべきか。

Incubation 78
2 (自分) 1 (自分) 1 (自分)
あなたのターンの開始ごとに「2 (任意の距離の召喚獣)」を実行する。あなたのすべての移動に-1 2

確かにブレイドスウォームは安定したヒールを持っていないが、さすがにレベル4にもなってヒール2を取っている場合ではないだろう。下段の移動-1も冗談のような話でしかない。

レベル5

Bioluminescence 80
召喚: 6 2 すべての隣接する召喚獣はすべての攻撃に+1 2
これをあなたが所有する召喚獣に付加する。その召喚獣はすべての攻撃に有利を得る。 2 その召喚獣は直ちに+0を実行する。

攻撃もしなければブレイドスウォームにバフがあるわけでもない召喚獣は全く不要。

Bone Daggers 25
2 4 あなたは2ヘクス先の敵を対象にできる。
4 通過したすべての敵に1ダメージを与える。

さらなる火力増加用。War Hammerとの組み合わせによるスタン撒きもはかどる。下段の機動力も捨て難い。⭐⭐

レベル6

Prismatic Cyclone 73
あなたの攻撃アクションごとに1回、: その攻撃アクション全体に+1 2
あなたが所有するすべての召喚獣は、+0をあなたのコントロールで実行する。

どうせマナは余っているのでほぼ常時+1火力を得られると見込んでよい。Putrid Grubsと併用することもできる。下段で使うことはないだろう。⭐⭐⭐

Erosion 85
あなたが所有するすべての召喚獣は、+0をあなたのコントロールで実行する。
あなたのターンの開始ごとに、隣接する敵1に3ダメージを与える。2

下段がターンの終了時の効果であるなら十分選択肢になるのだが、この性能ではお話にならない。

レベル7

Solitary Horde 86
召喚: 6 2 2 2 / この召喚獣に隣接するその味方ごとに、この召喚獣は-1 2
3 隣接するすべての味方と敵は2ダメージを受ける。

珍しく自身の性能で戦える召喚獣である。これを使うときはHive Mindは下段で使用してカチカチにすることになる。下段も無条件ダメージとして有益。⭐

Sunstroke 44
3
6 2 (隣接するすべての敵) 1

ブレイドスォームとしては珍しいソリッドな対単体攻撃。実質火力5なので見劣りはしない。⭐

レベル8

Focused Scourge 68
あなたのに「X」があるとき、その攻撃で同じ敵を複数回攻撃してよい。攻撃ごとに対象1とみなす。2
これをあなたが所有する召喚獣に付加する。それがあなたの有効エリアにある唯一の召喚獣なら、+3 +1 +1 2 その召喚獣からすべてのダメージを取り除く。

レベル8にしてついにブレイドスウォームの真の力が開放される。このカード1枚で、1対多戦闘に特化していたブレイドスウォームが対ボス戦でも他クラスの追随を許さない最強のアタッカーに変貌するのである。⭐⭐⭐

Blood Drain 41
2+X 2+X (自分, X=あなたが所有する召喚獣の数)
2 2

全く悪いカードではないのだが、Focused Scourgeとは比べるまでもない。

レベル9

Wasteland 92
召喚: 7 2 2 / この召喚獣に隣接するすべてのその味方は、すべての攻撃に-1 2
5 この移動であなたが脱出したそれぞれのヘクスに危険地形を作成する。

レベル9としては物足りないというか、Solitary Hordeと比べてそれほど強くなってる感じがしない。

Oasis 08
あなたはロストカード2枚を、直ちにその2枚をプレイし、一方の上段アクションともう一方の下段アクションを実行する。ただし、どちらのアクションもアイコンを持っていなければならない。
2 (自分) 3 2 (あなたが移動で進入したいずかのヘクスに隣接するすべての召喚獣)

上段は継戦ラウンド数が延びないのと、上段ロストカードは死んだ召喚獣でよいとしても、下段ロストカードがロストに落ちていることがあまりないため活用できる機会が乏しい。下段をただの移動3で使うのではレベル9としては寂しい限りである。