ML.K 5月例会

札幌市北区民センターでML.Kの4月例会がありました。参加者7人。
グミトリック (OKAZU Brand)・モットコイン (四等星)・1849 (All-Aboard Games)・Square One (Boardcubator)・ウキヨエ (さとーふぁみりあ)をプレイしました。

グミトリック。4人。
6スート、マストフォロー、切り札なしのトリックテイク。フォローできてもできなくてもスートごとに勝者を決め、弱いカードで勝つと高得点になるので、フォローできない方が有利というゲーム。運ゲー度が高いですが、意外性はあります。負け。

モットコイン。5人。
競りで仮想コインを買うゲーム。ダイスがたくさん入ってますが、ダイスは振りません。
競りはダイスの数と出目で行い、落札するのに使ったダイスはそのまま競り落したコインの上に一時的に拘束されます。ラウンドごとにちょっとずつ解放されてくるので、うまく回してたくさん仮想コインを獲得することを狙います。基本的な構造はThe Big Cheese (Cheapass)に近いです。
大きな特徴は、ゲーム終了時に仮想コイン上に残ったダイスが大幅なマイナス点になること。終了はサドンデスで全然読めないので、欲ばると大損する、という趣向。
資産半分になりましたが、マイナスな人もいて結局は2位くらい。

1849。3人。
18XXのシシリー島版。特徴はナローゲージと会社設立順強制、地形コストが線路のアップグレード時にもかかる点。
このゲームのナローゲージのルールは、地形コストが1/4になる代わりに、列車の移動力が半減するという効果。列車はヘクス列車で、例えば通常の18XX系では黄色時代は2H列車のところが、倍の4H列車になっていて、ナローゲージで半減して通常並みの2H列車相当になるという仕組みです。
シシリー島の中央部の山地にどんどん線路を引いて欲しい、という趣旨なのだと思いますが、海岸沿いの地形コストのかからないヘクスに標準軌の線路を引いて高速な列車で爆走した方が儲かるので、あまりナローゲージは広がりませんでした。海岸沿いには始点終点にしかならない代わりに列車の歩数に数えず収入には数える港があるのも、この傾向に拍車をかけています。
会社設立順強制は、ゲーム開始時にランダムに決めた順番でしか会社を建てられないという制限。会社はプレイヤー数に応じて5社ないし6社登場します。会社間の立地条件の有利不利がかなり大きいので、自由に会社建てられると毎回同じ会社しか立たない、ということらしいですが、順番の都合でゴミのような会社しか建てられないとかなりプレイ意欲削がれると思います。今回はおそらくは普通に使える会社が最初の3社になってたようです。
会社は社長株建ち、売れた分だけ会社の金庫、のパターンなので、1社を高く建てて大事に育てるのが定石な雰囲気。しかもゲーム開始時は初期株価が$68か&100の2択なので、全く選択肢がありません。ですが、前の2人が$100、$100と建てたので、あえて$68で設立。通常通り自社株は60%制限なので、余ったお金でバンバン他社の株買ってみましたが、これが敗着。8H列車(最後の廃車になる列車)買って金庫空になった会社が飛んできました。
このゲームは、会社の株のミックスが特殊で、社長株が20%、10%の子株が6株、20%の副社長株が1株、となっています。20%株は他の子株が売れてから最後に購入可能な株。株券の保有制限がキツいので、獲得できれば有利そうではあるのですが、当然ながらクズ会社が飛んでくる危険もあるという罠。
救済ルールなのか、$1,100もする最良の16H列車が出て8H列車が飛んだら、同時に$350の特殊6H列車が購入可能になるので生き残るだけならなんとかなります。この6H列車は通常の列車と違って、ナローゲージで減速しない代わりに標準軌の線路で速度が半減します。そうは言ってもそんなナローゲージ網はできてないわけで。
さすがに魚雷くらって勝てるわけもなく最下位。

スクエア・ワン。4人。
コンボボーナス作戦の前に敗北。

ウキヨエ。4人。
浮世絵を集めるセットコレクション。適当に山引きして手札を増やして、同じ作者の絵が2枚以上あれば好きだけセットを公開できるのですが、後からそれ以上の枚数のセットを出されると前に公開したカードは失なわれる、という仕組み。過半数集まるまで待つか、さっさと出して次のセットにとりかかるか、という駆け引きをするゲームと思われます。たぶん下家に終了トリガーを引いてもらって最後手番になるのが必勝法かと。終了トリガー引きまくって負け。