皆既月食です。
全国的に曇りで観測できなさそうという予報でしたが、札幌は晴れで星もよく見えました。他にも割とあちこちで見れてるみたいです。
世にも珍しいスーパーブルーブラッドムーンだそうですが、まあ暦法の都合なので月食そのものは普通です。イスラム歴とかではブルームーンでも何でもないですしね。
月: 2018年1月
ML.K 1月例会
札幌市北区民センターでML.Kの1月例会がありました。参加者7人。
Rising Sun (CMON)・Dominion (RGG)・Improvement of the POLIS (慶應HQ)をプレイしました。
まずは5人で早速キックスターター発のライジングサンをプレイ。箱やたら大きい(といってもこのメーカーとしては標準サイズ)うえに本体とほぼ同サイズのストレッチボーナス箱までついてきしたが、中身は大量のプラスチックフィギュアと破損防止用のトレーなので、持ち上げると意外と軽いです。外人の考えた江戸と京都が隣接してたりするよく分からない日本列島で勢力争いをする陣取りです。
特徴的なのは外交交渉で、この手の陣取りとしては珍しく同盟条約がルールで規定されています。ただ、その方式が「はい、2人組作ってー」なので奇数人数プレイだと1人悲しみを背負うことに。プエルトリコ方式のアクション選択システムなのですが、手番プレイヤーボーナスがその同盟相手にも同じだけ与えられるので、同盟からあぶれないこととできるだけ利害関係の一致する相手を選ぶことが肝要でしょう。
盤面全体で戦闘が起きるようにするためか、終了時にはゲーム全体を通して1回でも支配した領土のセットコレクションでボーナス得点が発生します。また、戦闘の勝敗自体のランダム要素は薄い(ダイスとか振らない)のですが、戦闘前の秘密入札でうまいこと勝てば勝敗にかかわらず相応の勝利得点が得られるので、できるだけ多くの戦闘に参加したいようになっているなど、同社のブラッドレイジ同様盤面の流動性の大きいゲームです。
担当勢力を適当に選ぶと黄色の盆栽氏族(何だそれは)、九州からスタートです。氏族ごとに特殊能力があって、盆栽はお買い物が何でも1金でできるという素敵な能力です。このゲームでお金で買えるものはお城と特殊カードなので、序盤からどんどんカードを買い集めていきます。盤面はさっぱりでしたが、最終的にカードから出たVPの分で勝ち。
1人減って4人ドミニオンはノクターン拡張入り。デッキ構築ゲームがこれだけ広まった今や、他のフォロワーに対するドミニオンの利点はシリーズが継続したことによる豊富なカードプールにこそあると思うのですが、さすがにもう全セット持ち歩くのは正気のレベルを越えているので、基本セットとノクターンだけ準備して半分ずつ投入。2戦1勝。
今回の新ルールは、初期手札の銅貨1枚と交換で最初からデッキに入っているHeirloomカード、同じカードでも使うたびに効果がランダムに変わるBoonデッキとHexeデッキ、購入フェイズの後にノーアクションで何枚でもプレイできるNightカードです。初期銅貨7枚屋敷3枚、手番は1アクション1購入で順番固定という基本システムはドミニオンのシンプルさを支える重要な要素だったわけですが、今回はシステムに手を入れて従来の枠を取り払うチャレンジングな拡張です。
2人入れ替わりで最後は4人でImprovement of the POLIS。昔のシミュレーションゲームのようなシックなデザインのブックケースサイズの箱がカッコイイのですが、去年の秋ゲムマの新作だそうです。ギリシャの都市国家の1つを担当してアクション選択で内政したり戦争したりしてVPを稼ぎます。最初は自国ほとんどまっさらなので、何やっていいのか良く分からんのですが、早いもの勝ち要素があるので何がしかに特化するのがよいのかなと思います。時間切れ終了。
K川氏宅ゲーム会
K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
Unlock! (Space Cowboys/HJ)・Mare Nostrum: Empires (Academy Games)をプレイしました。
まずアンロックは第2弾のミステリーアドベンチャーのシナリオ1の丘の上の館。
アプリを起動すると謎のフランス語のエラーメッセージが。OUI連打で先に進めばそのまま動作はするようですが、起動するたびに毎回エラー攻撃です。GooglePlayストアでは今日付けで再度修正されているので今は直っているかもしれません。
難易度1なので特に詰まるところもなく時間内に無事クリア。☆5つ勝利でした。
マレノストルム。アトランティス拡張は入れずにメインボードのみを使用です。
担当国ランダムに決めるとカルタゴ。アトランティスがなければマップの隅なので立地はよさそうです。初期セットアップ状態での生産力が商品5種8枚+コイン1枚と大幅に商品の方に偏っています。加えてハンニバルの特殊能力は商品セットを作るとき1種2枚まで重複使用可というものです。戦闘の役には全然立たないのでハンニバルっぽくないですが、領土増やさなくても初期3エリアだけで最大で商品5種12枚まで増産できることと合わせると、11種12枚集めてピラミッド勝ちを目指す国のようです。貿易を最大に利用しても10種12枚が限界ですから、ピラミッド勝ちするには領土増やすか何か手品が必要ですが、今回は最初の建設で商品を2種2枚まで持ち越せる空中庭園を買うことができました。これで領土増やす必要がなくなったので、後はひたすらリーダーと要塞だけ買う引き籠もり戦術です。
さすがに4人めのリーダー買って5人建設勝利にリーチかけた時点で警戒されてローマが襲ってきましたが、それまで大規模な戦闘がマップの反対側で起きていたせいで戦力少なめだったのと、要塞のおかげで被害は最小で済みました。次の生産と貿易で9種10枚集めて5人めを買って勝ち。
収入が商品かコインのどっちかに寄ってる国だと作戦立てやすいのですが、半々な感じの国は建設勝ち目指すにも都市4つ勝ちするにしても派手に暴れまわる必要があって難しそうです。
最後はアンロックの2番目のシナリオのノーチラス号の罠。難易度2になると急に難しくなります。水中で酸素が足りないという設定で、初期状態の時間制限が短く、常に時間に追われるシナリオです。途中の謎で詰まって大幅タイムオーバー+ヒント1回で☆3勝利。ノーヒントであれはちょっと難しすぎかと思いますが、面白いのは間違いないです。
龍乃湯温泉
旭川は龍乃湯温泉に行ってきました。
東旭川駅のすぐそばにある温泉です。
内湯のうち2槽が温泉で高温中温と分けていますが、中温浴槽が一番大きくなっています。中温でもやや熱め。褐色不透明の鉄分系の湯でよく温まります。
露天も一応ありますが温泉ではなく、どう見ても本館とボイラー棟の間にちょうどよい隙間があったので壁で埋めて浴槽置きました感のする狭さです。しかも半分物置のように使われています。
内湯の浴槽もやや深めなのですが、露天側は本当に深く、正座しても顎まで湯に漬かります。
データ
住所:旭川市東旭川町上兵村91
料金:550円
時間:9:00~22:00(無休)
加水なし・加温あり・循環あり・消毒なし
シャンプー/ボディソープなし
豊富温泉ふれあいセンター
豊富温泉に行ってきました。
ここは石油掘ってたら温泉が出たというところで、ものすごい石油臭のする温泉です。センターの隣にはいかにもここから汲み上げてます的な大きなプラントがあります。
中は湯治用と一般用で浴場2つに分かれているのですが、お湯の温度以外は同じということで普通に一般用に入ります。
内湯1槽のみ。湯は黄褐色の不透明で、水面には湯の花と一緒に薄く油膜が張っています。
併設の食堂ではエゾ鹿ジンギスカンなるものが食べられます。ライスつき900円でした。生肉で出てくるのでガスコンロがあって自分で焼く方式です。味付きジンギスカンですが、やはり独特の鹿肉臭はします。
データ
住所:豊富町字温泉
料金:510円
時間:8:30~21:00(元旦休)
加水なし・加温あり・循環なし・消毒なし
宗谷本線ラッセル
宗谷本線のラッセル車を撮りに行ってきました。
日本海側はどこも大雪予報でしたが稚内周辺だけ良く晴れて利尻富士がきれいに見える日でした。
幌延から南は予報通りにずっと雪だったのですが、そちらはそちらで雪飛ばすところ撮れてよかったです。
天塩川温泉
天塩川温泉に行ってきました。
音威子府村の南にあり、宗谷本線ラッセル撮りに行くついでにちょうどよい場所です。
浴槽は内湯2・露天1で内湯の片方のみが温泉です。無色透明の湯で、沸かし湯なのは源泉温度低いので仕方ないです。循環消毒ありですが、塩素っぽさはほとんどなく、若干の硫黄臭を感じられます。料金の割には良い湯という印象です。よほど自信があるのか、脱衣所に消毒設備の概要図が掲示されています。
洗い場はちょっと数少なめですが、シャンプーボディソープ完備でこちらも料金の割には充実しています。ただ、洗い場が露天風呂への通路を兼ねていて異様に寒いのが難点です。
道北は雪多いせいかそもそも露天のない施設が多く、ここも例年は露天風呂は冬季閉鎖なのですが、今年はまだ入れました。露天の方は温泉ではないのですが、それ以前に湯船がちょっと浅すぎでのんびり温まるという雰囲気ではないです。内湯のほうはそんなことないのですが、どういう設計なんでしょうか。
データ
住所:音威子府村咲来
料金:400円
時間:10:00~21:00(無休)
加水なし・加温あり・循環あり・消毒あり
K川氏宅ゲーム会
K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
SimNovel (ManifestDestiny)・Black Vienna (KOSMOS)・Wasteland Express Delivery Service (Pandasaurus Games)をプレイしました。
マニフェストデスティニーの去年の秋の新作のシムノベル。古今東西のラノベの登場人物やら何やらがカードになっていて、自分の箱庭で人物相関図を作ります。競りとかその手のメンドくさい要素なしで親から順に1山ずつピックするだけの単純なシステムですが、スタートプレイヤーの取り合いにからんだ駆け引きもちゃんとあって面白い。箱庭ゲームらしく完成した相関図は見応えがあって再プレイ欲も湧く良いゲームです。2戦2敗。
ブラックウィーン。1戦めはいい感じで推理進んで2択まで絞り込みましたが功を焦った他プレイヤーが全滅したせいで強制回答を迫られ失敗、2戦めは全員誰に何聞いても1ヒットばかりでなかなか収束しない展開でしたが、最後連鎖的に一気に状況を確定できて正答。
荒地の配送屋。共通の勝利条件カードがどれも達成条件厳しめで長引きそうでしたが、各派閥の契約カードで良い個人勝利条件が引けたので、そちらから優先的に達成して1番に勝ち。共通の勝利条件はちょっと難易度高すぎな感じがします。
T井氏宅ゲーム会
T井氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Majesty (HiG)・Council of Four (Cranio Creations/Heidelberger)・Magic Maze (Sit Down!)・Dynasties (HiG)をプレイしました。
まずはマジェスティから。今回は兵士カードが場に並ぶのが遅かったのか、全くもって平和な世界になりました。先に衛兵で防御固められると、兵士取っても効果がないので、デュアルユースなカードは兵士側では使われなくなりさらに攻撃力が低下するというフィードバックで、ほぼ全員7種コンプリートできる嘘のような展開でした。展開全然違っても最終的な得点差は微妙なところでうまくバランス取られている巧妙なデザインのゲームです。負け。
カウンシル・オブ・フォー。セットアップで家柄トラックを上げられる報奨トークンの置かれた都市が2つ並んでいて、たまたま初期手札でうまいこと取れそうだったので家柄トラックをどんどん進める作戦で。中盤、残り少ないボーナスタイルを争うタイミングで、うまく家柄トラックの効果をからめて1手先んじることができ、そのままリードを保って勝利。やっぱり手札の引き運の良し悪しが大きいのですが。
マジックメイズは冒険者のパーティーをダンジョンから脱出させる協力ゲーム。何と何回かある相談タイム以外は一切発言不可の無言ゲームなのですが、各プレイヤーは冒険者コマをある1方向にしか動かせないので、全員目配せとテレパシーで瞬時に意思疎通しないと自由に4方向に動くことはできないという、このゲームでしか要求されない特殊技術を磨くゲームです。最初の3シナリオまでクリア。
最後はダイナスティ。エリザベス1世の時代のヨーロッパで英仏独西の各都市に自分のコマを送り込んでエリアマジョリティをするゲームです。コマは各都市で男性と女性の2人まで配置できて、複数のプレイヤーの男女が揃うと結婚して子供ができたりその他の報酬がもらえたりします。この報酬がケーキ切り分けシステムで、3個のダイスを振って2個1個に分け、もう一方のプレイヤーが好きな方をもらって切り分けた方は残りを受け取ります。取りたい都市の先置き競争とか協力する相手の選択など、資源とか手札の制限厳しいなかで難しい選択を繰り返す難易度の高いゲームでした。大差2位。
M上氏宅ゲーム会
はるばる遠くからおいで下さったT口氏を迎えてのM上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
T.I.M.E Stories (Space Cowboys)をプレイしました。
タイムストーリーズは最新シナリオのエストレラ・ドライブをプレイしました。
4人用ですが、要は全員で1冊のゲームブックを読んでいるようなものなので特に人数制限的なものは気になりません。
舞台は1982年のハリウッド。何とかさんの別荘、エストレラ・ドライブ邸で怪奇現象が起きているので解決して来いと送り込まれた先で調査を進めると、それはさらに13年前の凄惨な殺人事件が原因で…といった話です。
いつも忘れがちですが、プレイヤーたちはタイムパトロールなので起きてしまった殺人事件を何とかするのが目的というわけではなく、その点では何ともスッキリしない結末でした。脱出ゲーム的な謎解き要素が薄いのに対して、使用可能な総TU値が他のシナリオと比べるとかなり少なめに設定されていて、行動を最適化するパズルゲームの要素の強いシナリオです。
2デッキ構成でボリューム感は十分、6時間以上かかりました。現代のハリウッドらしく登場人物は様々な人種構成で人数も多めな上、人間関係がかなり入り組んでいて、ストーリーは難解な部類に入ると思います。やりごたえ的なところでは満足感は高いです。
箱には成人向けと書いてあって、成人要素は殺人事件に関するグロ表現とドラッグの使用に関する部分ですが、戦闘が発生するのはいつものことで、ヤク中な登場人物も最初の療養所シナリオにもいたくらいですから、特にこのシナリオがどうこうということはないと思います。