ML.K 2月例会

札幌市東区民センターでML.Kの2月例会がありました。参加者9人。
Roll for the Galaxy (RGG)・Safranito (Zoch)・Florenza (Placentia Games)をプレイしました。

人待ちRftGを5人。5人いるとほとんどすべてのフェイズがプレイされる、と思いきや意外と出ないフェイズが多い印象。他人の場を見て次の行動予測しても、肝心のダイス目が出なければそのようには動けないので、予想外のフェイントかけられます。トリガー引き負け。

卓分けて3人サフラニート。典型的なこのゲームでしか使わない技術を問われるアクションゲームですが、運よく最後に必要なスパイスの皿にコマが止まって勝ち。アクションマスはもう少し発動しやすいように大きく作ってあった方がいいような。

再版フロレンツァを4人で。ルネッサンス期のフィレンツェを舞台に芸術家を雇って様々な芸術品を作るワーカープレースメント。ルール以外のコンポーネントは全部イタリア語ですが、言語依存性はないのでプレイに支障はありません。肝心の芸術品もイタリア語の一般名詞の名前だけなので何作ってるのか全然分からないのがちょっと残念ですが。資源キューブとお金で建物を建てて、それが新しいアクションマスになっていき、自分のでも他人のでも(コストはかかりますが)自由に使えるといったシステムで、箱庭を作っていくケイラスといった雰囲気のゲームです。プレイ時間超長いと聞いていたので少し早めに開始しましたが、インスト込み5時間プレイして終わらず。あと1ラウンドだったのですが。

終了後は移動して裏例会。こちらでもFlorenzaをプレイ。3人。
アクションマスの処理をできるだけ同時進行するとかプレイ時間の短縮に努めてみました。その甲斐あってインスト別で2時間で完走。このくらいなら普通にプレイ可能でしょうか。アクションマスになる代わりにあまり得点にならない普通の建物、得点低めですが全く手をつけないとペナルティのある個人の芸術品、コスト高く早い者勝ちな代わりに高得点で定期収入のある公共の芸術品、という3ジャンルをまんべんなく建設していく必要があります。定期収入のありなしがバカにならないので、序盤からガンガン公共の芸術品建てるのも悪くなさそうです。僅差勝ち。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
テトラコンボ(カワサキファクトリー)・Cthulhu Wars (Green Eye Games)・Orléans (dlp games)・Among the Stars (Stronghold)をプレイしました。

人待ちでテトラコンボ。2人用の小品です。4×4のマスにそれぞれ4個ずつのブロックを置き、自分のコマか空きマスでテトラミノを作ります。コンボの名の通り連鎖のルールで1手番でいくつもできることがあるので大差つきそうですが意外なほどバランス取れていて1手1手を読み合うゲームになります。負け。

巨大なフィギュアがごろごろ入っている巨大な箱はサンディ・ピーターソンのクトゥルフウォーズ。邪神を信仰するカルトを率いて旧支配者を召喚し、地球の支配を争う陣取りゲーム。3~5人までプレイ可能ですが、まだ基本セットしか生産されておらず4陣営しかないので5人では遊べません。ルールは古きよきアメゲー風のシンプルシステムで単純に生産したユニットで殴り合うだけですが、フィギュアが大きい分コマ数的にはそれほど大したことなく、今風に収束性が高い調整がされているので、プレイ感は軽快で時間もそれほどかかりません。ルールがちょっと複雑で初回は推奨しないハスターを除いた、クトゥルフ・シュブ=ニグラス・ニャルラトテップの3人戦。ニャル子を担当。眷属に飛ぶ系の怪物が多いので機動性が高く扱いやすい勢力でしたが、VPチップの引きが悪く2位。

巷で評価の高いオルレアンはヒュペルボレアのバッグビルディングシステムから戦闘要素を抜いたようなゲーム。ヒュペルボレアと違って1回に引けるキューブ(じゃなくてチットですが)の数が多いのと、同じ色を複数要求するアクションや無効果キューブがないので序盤からサクサク回ります。全18ラウンドはルール聞いただけだと長く感じますが、実際にプレイするとあっと言う間です。キューブを捨てる慈善事業アクションが圧縮とかなり効率の高い得点源を兼ねているので、これをメインにうまく回せるといい感じです。勝ち。

最後は星々のあいだで拡張2入り(拡張1は評価低いらしい)。色々と山札のカードが増えた他に、ラウンドごとの個人目標カードが配られるようになって、短期的な行動指針が得られるようになりました。同じ目標カードは2枚ないので自動的にプレイヤーそれぞれの方針がバラけるのは良いのですが、全員共通の目標カードとうまく整合してくれないとどっちを取るかの2択になってしまって悲しいです。負け。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
Pandemic: the Cure (Z-man)・Liberté (Warfrog/Valley Games)・Roll for the Galaxy (RGG)をプレイしました。

なかなか勝てないパンデミック:ザ・キュア。今回も無事人類滅亡。最初から全速力でワクチンを作りに行かないと間に合わないようです。

ワレスのリベルテ。おそらくカードの枚数で序盤は穏健派、後半は革命派が伸びやすくなっているのだと思いますが、革命派の強力なカードはパリ周辺に集中していて田舎の地域には広がりにくくなっているような雰囲気です。最終ラウンドになっても革命派は北部にハイスタックができるだけで全国的な広がりがないまま王党派が普通にサドンデス条件を満たして終了。サドンデス時はVP関係ないので、手札に残したカードの分で僅差勝ち。

1人減って4人でロールフォーザギャラクシー。今回は序盤から赤ダイスが増える技術や星系をよく引けて、赤ダイスから追加VPの入る6コスト技術New Galactic Orderも獲得できて勝ち。システム上、ダイスはある程度プレイヤーの操作が効くので、探検のタイル引きが勝敗に与える影響の方が大きいようです。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Time ‘n’ Space (Stronghold Games)・Ruse (Bonsai Entertainment)・Kemet (Matagot)をプレイしました。

タイム&スペースはSFテーマの交易ゲーム。商品を生産して宇宙船で運んで需要のあるプレイヤーに売りつけるのですが、全員に1分計の砂時計が配られて、どんなアクションするにも砂時計が落ちるまで待たなければならないリアルタイムゲームです。砂時計は1人2本あるので、必要な各段階のアクションを2つずつ平行して進行させると効率よさそうな感じですが、その間に他のプレイヤーとの交渉はしなければならないわ、技術開発タイルは早い者勝ちだわでテンヤワンヤです。
例によってこのゲームでしか必要ないスキルを鍛えるゲームの一つではあるのですが、それだけ他のゲームにはない独自性を強く発揮している秀作です。プレイ時間30分なのですが、最後使い残した需要チップの失点がゲームの勝敗に強く影響するので、終了数分前くらいから予告してくれるようなアラームを用意するとよいと思います。初回0点、2戦めも時間読み誤って大敗。

キックスターターのルーズはスチームパンク世界で殺人事件の犯人を探すカードゲーム。他人に嫌疑カードをつけていき、自分の前に凶器・動機・機会の3要素が揃うと犯人になって負け、そうならないように嫌疑カードに対応したアリバイカードで嫌疑を捨てて生き残りを目指します。なのですが、コンポーネントはトランプと同じ構成の52枚+ジョーカーで、もしかしたら元になったトランプゲームがあるのかもしれません。システム面で見るべきものはありませんが、雰囲気は割とよくできています。

キクラデスのメーカーのケメト。エジプトを舞台に神殿の支配を争う地政学マルチ。キクラデス同様、神話怪物のフィギュアがたくさん入っています。
戦争するには困難な競りを勝ち残る必要のあったキクラデスと違い、何の条件もなく単純に移動アクションを選ぶだけで戦闘し放題です。しかも、戦闘は攻撃側にのみ勝てば勝利得点を得られる可能性があって、防御側は勝っても領土守って現状維持以外の良いことは何もないという、積極的に攻撃を推奨するアメゲー寄りのデザインです。ただしマップの広さの割に部隊の移動力が少なめに設定されているので、あまり豊富にはない高速移動系の技術やユニットを購入するか、高コストで行き先の限定されたテレポート移動を使うなどしないと、なかなか敵のところまで到達できないようにしてバランスを取っている感じです。
青の2コストの象さんが戦闘力・移動力・防御力のすべてを補強してくれる便利ユニットで、早々にこれ買って序盤から積極的に仕掛けた分のVPで勝ち。