K藤氏宅ゲーム会

K藤氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
Tank Hunter (HJ/アークライト)・すきもの(グランディング)・Cyclades (Matagot)・Age of War (FFG/アークライト)・Diamonds (Stronghold)をプレイしました。

まずはアークライトの再版タンクハンター。箱が倍以上に大きくなったこと以外の最大の変更点は、同じ戦車が何枚も入っていることです。箸にも棒にもかからない軽戦車ばっかりだった旧版と違い、4号・シャーマン・T-34といった普通の中戦車が大量に入っています。しかも初期セットアップで戦車をドラフトするので、ますますプレイヤー間の引き運の格差は少なくなりました。索敵まわりのルールやカードの効果もかなり弄ってあって、総じてプレイしやすくなってはいます。例えば旧版を代表するカードだと思われる愚劣指揮官とエリート指揮官の効果が±1修正から振り直しになっていて、しかもどちらも複数枚入っているので、一度愚劣引いたら事実上脱落ということもなくなりました。その分奇跡の大逆転もないので旧版の雰囲気が好きな人には評価分かれるかもしれません。
ドラフトでいきなりパンターが流れてきて驚愕しましたが、当然上家はもっといい戦車引いているわけで。負け。

せっかくなので比較用に旧版もプレイ。どの戦車も1枚ずつな代わりに大量の種類の戦車が入っているので、遊べる図鑑というキャッチフレーズに合っているのはやはり旧版です。引いても引いてもロクな戦車が来ませんが。
まともな重戦車がソ連の多砲塔戦車しか来なくていいところなし。

すきものは日本全国を旅して茶器を仕入れて売って儲けるゲーム。江戸時代なのに平蜘蛛釜も九十九髪茄子もなぜか複数ずつ存在する謎設定(レプリカ?)。仕入れは全プレイヤー同時進行で先に終わったプレイヤーから順番に売却でき、需要が満たされると同じ茶器はただの燃えないゴミになってしまうので、一瞬で茶器の目利きをするというこのゲームでしか通用しないプレイヤースキルが鍛えられます。シンプルなシステムで記憶力も処理速度も相場観も要求されるジャパニーズミニマリズムの典型といった感のゲームです。2戦1勝。

キクラデスはハーデス拡張入り。小拡張の詰め合わせですが、特に問題なく全投入できます。主要な変更は神話怪物の山に入っていて同じように雇うのですが維持費さえ払えば長期間使い続けられるヒーローと、定期的に登場してランダムな神と入れ替わり陸軍と海軍を同時に使用できるハーデスです。もともと神話怪物は買った瞬間に1回使い切りだったり、陸海軍はそれぞれアーレスかポセイドン競り落としたプレイヤーしか動かせなかったりで、ある程度読み切られてしまうとここぞというタイミングでせっかくの戦力を活用できない傾向のあるゲームでしたが、これらの追加システムによってかなり紛れが出るようになりました。
一番乗りで2軒めのメトロポリス建てるもあっさり陥落して負け。

クニチーの戦国時代。今回も最後の1城で誰にでも勝機のある展開になりました。さすがクニツィア。上杉家の2城を押さえましたが届かず。

ダイヤモンドはマストフォロー切り札なしのトリックテイク。トリックを取ったときとフォローできなかったときにダイヤモンドが獲得でき、最終的に獲得したダイヤの数で勝敗決めるので、手札が良くても悪くても相応に戦えるなかなかに奥深いゲームでした。上家のリードで次々とフォローできてしまうスートを切られるとなかなかにつらいものがありますが。負け。

宗谷本線ラッセル

宗谷本線の排雪列車を撮りに行ってきました。
特急の時間が変わったせいで去年より若干ダイヤ前後していますが、長時間停車する駅は同じでいつもとほぼ同じスケジュールで追い掛けて大丈夫そうです、
今年はまだ平年並みなのか今日たまたまか派手に雪飛ばす感じではなかったです。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Keyflower (R&D)・Patchistory (Deinko Games/アークライト)をプレイしました。

まずは3人で人待ちキーフラワー。商人たちを含む拡張フルセット入り。改築済みのタイルの得点を倍にする再改築マーカーと、条件を満たすと得点になる契約タイルが追加になりました。さらにタイル枚数が増えたので(でも1回のプレイで使う枚数はそれほど増えてないので)ランダム引きだと予定通りのタイルが出る確率が減って運ゲー度上がりすぎな感じがします。冬タイルで牛要求されてんのに、牛を産出するタイルはどこにもなかったり。再改築は得点の振れ幅が大きいとか、契約タイルもかなり当たり外れがあるとかで、基本セットのカツカツ感と比べると全体的にちょっと大味になったように思います。展開の多様性としては必ずしも悪くはないのですが。負け。

4人になってパッチヒストリー。アークライトの日本語版です。2×3マスの初期地形タイルから開始して、毎ラウンド2×2の地形タイルを競りで入手して領土を広げる文明開発ゲームです。箱には60~120分と書いてありますが、競りだの地形タイルのパズルだのアクションポイントシステムだので何かと手番の処理が多く、とても120分では終わりません。ワーカーに食料供給したりリーダーや特殊建物の特殊能力があったりプレイヤー間戦闘があったりと、この手のゲームにありそうな要素は一通り網羅しています。特徴になっているパッチワーク地形タイルシステムの他にも、何となく聞いたことがありそうで微妙に独自性のあるルールを手堅くまとめていて、完成度はかなり高いです。これでもうちょっとプレイ時間短かければ言うことないのですが。1時代あたり5ラウンドもあるのが全体の速度を落としているみたいなので、もう少しラウンド数を削減してもよいのかも。
ギザのピラミッドから韓国の石窟庵にタージマハールと次々と世界遺産が手に入ったので、毎ラウンド礼拝してVP稼ぐ作戦で大差勝ち。ゲームに登場する資源は食料鉱石お金の3種類があって序盤はやりくりが大変なのですが、中盤以降はアクションさえ消費すれば簡単に相互変換できて使い分けの必要性は薄く、ここだけちょっと機能として弱いかなぁと思いました。

ML.K 12月例会

札幌市東区民センターでML.Kの12月例会がありました。参加者7人。
Age of War (FFG/アークライト)・Skull & Roses (Lui-même)・The Golden Ages (Quinted Games)・Caverna (Lookout/HJ)・Domonion (RGG)をプレイしました。

3人でクニツィアの戦国時代はリスクエクスプレスのリメイク。7個の専用ダイスをごろっと振って、エルダーサイン方式(エルダーサインがリスクエクスプレス方式なのですが)でダイスの組み合わせを作って城を奪い合います。汎用的なシステムでリテーマしやすいいつものクニチーですが、簡単に落とせそうでなかなか落ちないバランスはさすが。

髑髏と薔薇はタイトルから薔薇がどっか行ってしまった新版。いきなり髑髏抜かれる苦しい展開でしたが勝ち。

卓分けて3人で黄金時代は古代から現代までを4時代に分けて全世界を扱う一見重げー雰囲気の技術開発とエリア支配のゲームですが、手持ちリソースをお金だけに絞り、1時代あたりのアクション数をわずか3と少なくすることで軽快プレイ感を実現した良ゲーム。それでいて国ごとに特殊能力があったり、各技術は名前だけでなくちゃんとルール上の特典を持つとか、プレイヤー間戦闘もきちんとあるなど、必要な要素は十分に盛り込まれています。ゲーム中にタイルを自由に配置して世界地図を作るので、毎回地球とはちょっと違うよく分からない大陸世界になるなど、リプレイ性も考慮されています。海でも陸でも移動にはほとんど影響しないので、実は地形あまり関係ないのですが。トリガー引き負け。

カヴェルナはHJの日本語版。もとともアイコン類は分かりやすくできていて、大量にある部屋タイルの説明だけが煩雑なゲームなので、エラッタはともかく日本語になってる割にはあまり遊びやすくなった感じがしません。別途手元で見れる部屋タイル一覧があるとよいと思います。犬と建設のマスがよく空いていたので、全く武装せず羊と部屋増やして勝ち。

4人ドミニオンは2戦2敗。

他の卓ではKeyflowerなどがプレイされていました。
来年1月はいつも通り第4週ですが、白石区民です。

終了後は移動して裏例会。参加者3人。Kanban (Stronghold)をプレイしました。
自動車メーカーの社員として工場内を右に左に駆け回って自動車作るゲームですが、相当な大ボリュームなルールを2時間以上インストし続けてやっとプレイ始めようかという頃には日付が変わってしまうという珍事。このゲームだけの特殊用語が多かったり、ルールが工場長の一人称で書かれている(HJ訳では改善されていますが)とか、理解を阻害する要素満載の困ったゲームです。根幹のシステムは割と明快で、要するに各自ワーカー1人のワーカープレースメントで、開発部で設計図もらって購買部で部品買って製造部で自動車作って品質保証部で(なぜかその自動車を自分で)買う、という流れを繰り返すという感じでした。ゲーム自体はかなりやりごたえのあるゲーマーズゲームで良いと思います。一応僅差勝ちでしたが、手順やら細かいルールが多くいろいろと間違ったプレイだったことがプレイ中や終了後に判明したりしました。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Progress (NSKN Games)・Glass Road (Z-man)・DORASURE (GIANTHOBBY)をプレイしました。

まずはプログレス。最初からいくつか拡張入っていますが、これを全部投入。ついでに全員最初から3アクション持ってスタート。さすがに3アクションあれば序盤から順調に進みます。他の拡張は個人ボードの初期状態を順番に応じて変える人物カードと、全員で協力して開発する技術カードのマイルストーン、時代4の技術カードセットですが、時代4でプレイ時間長くなる以外はそれほど元のゲームと変わらない小拡張です。人数少ないと時代を進める条件が緩く、ほぼ1人が次に進めると決断するだけで次の時代に進んでしまうので、全く進まなかったり油断してるとあっという間に次の時代になったりと予断を許しません。個人ボードの展開次第でカード補充のタイミングが変わってくるのですが、組み合わせによっては手番に長考しがちなので、さすがに時代4まで入れるとなると人数少ない方がよいと思います。勝ち。

日本語版が出る直前ですが、英語版のグラスロード。こっちは軽量級ゲームで4時代があっと言う間です。せっかくの箱庭ゲームですが、ほとんど開拓されないまま終わってしまうので、もうちょっと長くてもよさそうな気がします。それとも慣れるとアグリコラみたく時間内に盤面フル活用できるのでしょうか。負け。

ドラスレは拡張からキャスターを投入。素の能力低い代わりに最終戦闘でもリソース補充できる対ドラゴン戦専用にチューニングされたキャラクターです。他はパラディンとハンターというオーソドックスな組み合わせ。クエスト1つ残しで最終戦闘に入ってしまいましたが、ドラゴンの初撃はパラディンの白銀の盾で何とか防いで戦闘開始です。キャスターはさっそく特殊能力の極大魔法でドラゴンに2ダメージ入れますが、直後にぱくっと丸呑みされて肝心のリソース補充の能力を活かすことなく死亡。それでもパラディンが快調にダメージを蓄積し、最後はハンターのベノムバレットでとどめを刺しました。勝ったの見たの初めてです。