グルームヘイヴンソロプレイ140回目。
ジョーズオブザライオン拡張シナリオ#17「赤い黄昏」
ローランドの本拠地に突入するジョーズオブザライオンの最終シナリオです。
手前から3部屋に分かれていて、それぞれ部屋A・ボス部屋・部屋Bとなっています。屋敷の前庭にあたる部屋Aは完全に壁に囲まれていて、右下隅に描かれている小さな入口から部屋Bにテレポートするという仕掛け。部屋Bからボス部屋には普通にドアを開けて進みます。
ルール上、開いていないドアの奥の部屋にはドアが開くまで何も配置しないのですが、その反対解釈として、ドアで区切られていない部屋は見た目的に別の部屋でも、すべて最初からモンスターを配置することになります。つまり初期状態では部屋Aと部屋Bのモンスターが配置されているはず。ただし、シナリオ固有ルールによって部屋Aから部屋Bにはテレポートできても、部屋Bから部屋Aにはテレポートできないので、部屋Bのモンスターは攻撃可能位置への経路が設定できず実質的にはほとんど何もしてきません。
というふうに特に難しいことはないのですが、実は4人プレイに限り、部屋Aと部屋Bの両方の初期配置のモンスターを置くにはコマが足りません。おそらくは、いずれかのキャラクターが部屋Bに進入した時点で部屋Bのモンスターをスポーンさせる、という特殊ルールが作者の頭の中にだけあったというパターンなのでしょう。ジョーズオブザライオン拡張はもう出てから半年くらい経っていますが、FAQの類は全然整備されていません。フロストヘイヴンで忙しいんだろうとは思いますが。
とうわけで部屋A。ここに来て新モンスターのブラッドモンストロシティが登場。ブラックインプがブラッドインプに改造されたのとおそらくは同じ技術で、赤ローブのジーロットが変身した、という設定です。性能的にはラットモンストロシティの強化版で自爆能力つき。
このブラッドモンストロシティが部屋Bへのテレポートポイントを守るように配置されています。いちいち相手をするのも時間の無駄なので、プッシュ・プル・ジャンプあたりを活用してうまいことスリ抜けてさっさと部屋Bに進むのがお勧め。ハチェットやレッドガードがいれば簡単だと思います。店売りアイテムのフックドチェーンも役に立つかもしれません。
部屋Bに行くには移動力4が必要なので、ブーツ系で移動力を確保しておきます。部屋Aに取り残されたブラッドモンストロシティはシナリオレベルが高くても基礎移動力3が最大なので、行動カードで良いのを引かない限り追ってきません。仮に移動力が足りても、部屋Bの出現ポイントを塞いでおけば出てこれないので、先に部屋Bに入ってしまえばしばらくは無視して大丈夫です。
部屋Bはブラッドモンストロシティとブラッドインプの混成。ボス部屋に行く前に後顧の憂いを断つべく、ここはインプから優先して全滅させるべき。
ボス部屋で待ち構えるのはローランド1人だけ。以後部屋Bからブラッドモンストロシティが無限湧きしてきますが、部屋Bとボス部屋の間の長い階段で渋滞するので特に脅威にはなりません。
ローランドはボススペシャル1でレンジ2の無条件ダメージとブラッドインプの召喚、ボススペシャル2で近接攻撃とそこを起点にした連続遠距離攻撃、という行動パターンです。ローランドの状態カードにはブラックインプを召喚すると書いてありますが、これはブラッドインプの間違いです。大した違いはありませんが。インプの召喚速度次第で若干難易度変わってきますが、どちらのボススペシャルにも移動アクションが組み込まれていないので、レンジ3からハチェットに殴られ続けるだけのサンドバックです。
全く危険なくローランドを倒して勝利条件を達成。ボス部屋の奥に最後の宝箱が置いてありますが中身は15XP。シナリオ報酬も25XPと30GPで、いまさら全然必要ありませんが、まだ行ってないシナリオを残していればどうぞ、という話らしい。
ジョーズオブザライオン拡張を終えたので、次は未プレイのコミュニティキャンペーンシナリオでしょうかね。