M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Joan of Arc (dlp games/Engames)・Detective X (SCRAP)をプレイしました。
ジャンヌ・ダルクはOrléans (dlp games)の紙ペン版。Engamesの日本語版です。
各自の紙はオルレアンの共通ボードになんとなく似ています。実際のプレイ感もかなりオルレアン。
大きな違いはバッグビルディングの要素がなくなって、アクションドラフトになったこと。後は右側のマップを馬車や船で旅して商館を建て、たまには公共事業に貢献し、最後は商館の数と図書館で勉強して上げたゲージによる係数をかけ算したのが勝利得点、という仕組みで全く同じです。
オルレアンを大味なものにしていた最大要因の建物の購入システムが改善されていて、IとIIしかなかったのが性能によってレベル1~5まで細分化されて、レベル1から順に誰かが1つでも建てたら次のレベルのがアンロックされる、というようになりました。各レベル6枚あるうち1回のプレイで使用するのは4枚ランダム、としてリプレイ性にも配慮されています。これオルレアンにも逆輸入するといいんじゃないでしょうか。
全体的には元のオルレアン同様早取り要素があちこちに仕込まれていて、常に他のプレイヤーの動向を見すえながら方針立てる必要がある、ということろは変わっていません。これはこれで悪くないのですが、紙ペンゲームで基本自分の前の紙しか見えない、というシステムとは相性悪いと思います。これ普通にボードゲームにした方がよかったのでは。
勝ち。お金を稼ぐだけじゃなくてお金を払うことでもボーナスが降ってくるのが効きました。
ディテクティブXは協力型の推理ゲーム。なかなか評価良いらしいですね。
物理的なコンポーネントで謎と手がかりが与えられ、スマホで答え合わせしながら進めていくタイプ。
ネタバレ禁止なのであまり書くことはないのですが、基本的には1本道シナリオで大量にあるダミー情報の中から真実につながるヒントを発見するところがゲーム性になっているという塩梅。難易度やヒントの提供方法は妥当だったと思います。
コンポーネントを破壊する要素があるので同じセットでの再プレイは不可能ということになっています。中古で買うのはお勧めしません。