MAY9月例会

札幌市南区民センターでMAYの9月例会がありました。参加者6人。
スポーツフェスタ (ダイソー)・Voodoo Prince (Schmidt)・DANY (GRRRE Games/すごろくや)・マインズブレイク(y5.games)・ワードバスケット(永岡書店/メビウス)・殴れメロス(久遠堂)・かえっこどうぶつ(常盤倶楽部)・The Cards of Cthulhu (DVG/クロノノーツ)をプレイしました。

ダイソーの100均ボドゲが意外と面白いと話題ですが、スポーツフェスタはその1作品。
ゲームとしてはスート3色マストフォロー切り札なしの普通のトリックテイク。2位以下の人にも得点が入る特殊条件カードがランダムで公開されていて、そこで紛れが出るという仕組み。100円でカードはエンボス加工されているわサンリオに版権料払ってるわでどういう利益構造になっているのかまったく謎なのに、本当に面白いから侮れません。

ブードゥープリンスもトリテ。
5色マストフォローで1色が切り札に指定されるタイプ。ただし3トリック取ったら上がって抜け番で、そのとき自分以外のプレイヤーが獲得済みのトリック数が得点になる、というちょっと変わった点数条件。いきなり3トリック連続で取って上がっても自分以外0トリックだと0点、3番に上がれば1番と2番が6トリック取ってるはずなので6点+α、と粘れば粘るほど点が増えていきます。ただし最後に一人残るとそこで決算されてちょっとしか点もらえません。トリテにチキンレースの要素が入った好ゲーム。
最後まで残ると点はしょぼいのですが、次のラウンドの切り札を決められるので爆発力に期待できます。といっても思ったようにはならないゲームですが。

ダニーは正体隠匿系。
ランダムにアサインされたお題を親が芸術的なよく分からん絵のカードで説明するので、親以外の全員で相談して5択の中から正解のお題を当てます。ただし1人だけ裏切り者のダニーさんが混じっていて、間違った方向に議論を誘導しているかもしれない、というゲーム。
説明カードがちょっと前衛的すぎて正直ダニーさんいなくても難しい、という説明でしたが、スルスルと正解を積み重ねて村人の勝ち。確かにこれは波長が合うかどうかと絵の引き運が一番の鍵でダニーさんはちょっとどうしたらいいのといった感じ。面白いは面白いのですが。

マインズブレイクは神経衰弱。
あらかじめ何枚か公開されていて、それと同じ色数字を開けてしまうと失点、見えてない同じ2枚を開ければ得点という仕組み。
分かってるカードないときにえいやで開けたのがたまたま爆発するのがちょっと理不尽ではありますが、神経衰弱+αとしては盛り上がると思います。

ワードバスケット。メビウスの新版で濁点半濁点拡張入り。
もともとは濁点半濁点の有無は無視するゲームですが、拡張で濁点半濁点一式が別カードとして入って無視できなくなりました。
どうしてもお題や手札が濁点になるとお見合いするか手札リセットするかのどちらかになりがちでテンポを損ねているような気がします。標準のワーバスでは物足りない人向けでしょうか。

殴れメロスも正体隠匿系。
王・メロス・セリなんとか・山賊x3の役職がランダムに配られ、手番ごとに公開場からカードを2枚ピックして特殊効果を使ったり使わなかったりというのを2順繰り返して最後に同時に強敵ともを(拳で)指差して正体を当てる、というシステム。最大人数の6人だとカード配り切りでスタートプレイヤー(=カタン方式なので2巡目のラス番)がカード選べないのでちょっと戦略性低くなりますね。5人がベストだと思います。

かえっこどうぶつはピットの変種。
手札を他プレイヤーと交換して1色に染めたら上がり、というのは同じですが、同時進行じゃなくって普通に手番が回って手番プレイヤーが指定した枚数を左隣に回して交換します。
慌てずじっくりプレイできて叫ぶ必要もなくそれでいてプレイ感は全くピットという佳作。

最後はDVGの協力型クトゥルフゲー。
地味に難易度は高いので予想通りというか何というか1戦めは速攻で敗北。再戦して今度はいい感じで進められたように思いますが会場の時間切れ終了。

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