グルームヘイヴンソロプレイ77回目。シナリオ#114「インクはまだ乾いていない」
自分の番が来る前に負けている確率がけっこうあるというバランス調整に疑問のあるシナリオ。
暗殺者に襲われているヘイルを救出しにクルックドボーン亭に突入するという話。このシナリオをクリアするまで他のシナリオには行けなくなっています。
グルームヘイブンにリンクしているのでロードイベントはありません。
タイル4枚で机やら本棚やらでマップはかなり混雑しています。タイルの数を数え間違ったそうで、エラッタでマップに石柱が1本増えています。
部屋の中央にヘイルとディバイナーが強制配置、残りのパーティーメンバーは部屋の隅から登場です。
敵はイーサーアッシュブレイドのエリート1、イーサースカウトのノーマル1、ウィンドデーモンのエリート1・ノーマル1とそれほど多くはありません。
例によってヘイルが建物の奥に向かって移動2で勝手に進んで行き、終点に到達するまで護衛するのが勝利条件です。
シナリオの特別ルールが強烈で、開始2ラウンドの間、すべての敵のイニシアチブが-10されます。
イニシアチブ値として0以下または100以上が許されるかどうかは実はルールにもFAQにも記載がありません(おそらくは、なので通常はマイナスイニシアチブありでプレイしている場合が多いと思われます)。
もともと速いアッシュブレイドやウィンドデーモンのイニシアチブをさらに-10してしまうと、それに届くクラスはかなり限られてきます。ディバイナーも特にイニシアチブが優れているわけではないので、普通にプレイすると自分の順番が来る前にヘイルがアッシュブレイドと(人数によりますが1～2体の)ウィンドデーモンのエリートに襲われて即死します。まあ、そのときはセットアップそのままでリトライするだけではあるのですが。
というのがデザイン意図なわけはなく、どうやら製作側の認識はイニシアチブ0以下は0として扱う、ということのようです(BGGの#114はバランス崩壊のクソシナリオという意見とそれに対する作者の反論)。モンスターのイニシアチブがどんなに速くても、例えばイーサーアッシュブレイドの02が-10されても-8ではなく0にしかならず、プレイヤーとモンスターのイニシアチブが同値の場合は自動的にプレイヤーが速いことになるので、ブーツオブスピードでイニシアチブを0にすれば必ず先手が取れるはず、だそうです。
というわけでディバイナーの初手はClairvoyance (イニシアチブ08) + Dimensional Transfer (敵か味方1をスタン+インビジブル)で決まり。これで先手を取ってヘイルにインビジブルをつけて、敵の攻撃はディバイナーがHPで耐えるかクロークで自分もインビジブルになるかして味方が駆けつけるのを待ちます。ブーツオブスピードの代わりにブーツオブクィックネスがあればもう少し選択肢広がります。
クラグハートはPetrifyで一番近いノーマルのウィンドデーモンを即死させつつ、Rock Slideで壁を作ってヘイルが真っ直ぐに敵に向かわないよう通路をブロックします。後はディスアームつけてくるウィンドデーモンのエリートから優先して倒していけばよいでしょう。
ヘイルは渋滞させておけばそれほど邪魔にはならないのですが、あまり迂回させると目的地に到達するのが遅くなりすぎます。敵を一掃したら、レベル7ディバイナーの新カードEthereal Vortexでショートカットを作ってあげると時間が節約できます。
奥の小部屋の扉を開けると、ウィンドデーモン1、イーサースカウト1が登場、いずれもノーマル。部屋の奥にはダメージトラップがあり、その向こうに目的地の戸棚が置いてあります。ここからヘイルが膝に矢を受けてしまい、毒+移動力が1になってしまいます。Ethereal Vortexでもう一度ショートカットを作ればすむ話なのであまり違いはありませんが。
戸棚に到達したヘイルが謎のデバイスを取り出して終了。シナリオ報酬はラスボス戦のシナリオ#115のアンロックです。普通は残りの2シナリオから先に回るとは思いますが。さらに、今後カードにシールを貼るときのレベルコストがすべて-5GPされます。どこかで金策したくなるところです。
シティイベントは85番。シナリオ#99で入ったカードです。聖域への寄付金が入った金庫を戦闘中に失くしてしまったそうです(もちろん我々が拾ったからです)。A「15GP寄付する」B「募金に協力する」今はお金がとにかく必要なのでB、チェック1を失って次回はブレスx2。2人ともパークは全開放しているので実質ペナルティなしです。
シナリオの縛りがなくなったので#111に戻ってカジュアルモードで宝箱を回収。
リジュベネーショングリーブの設計図(移動+2、再生の靴)とハルバードの現物(近接攻撃の射程を2にする両手武器)。あれば便利そうではありますが。