札幌市白石区民センターでML.Kの11月例会がありました。参加者は大盛況の12人。
luz (倦怠期)・Dungeon Fighter (Heidelberger Spieleverlag)・Straw (AEG)・Mascarade (Repos)・Ghost Stories (Repos)・Dominion (RGG)をプレイしました。ゲームマーケットの戦利品の一つらしいルイス。マストフォロー切り札ありのごく普通のシステムのトリックテイキングゲームですが、インディアンポーカー式に自分以外の全員の手札を見た上で何トリック取れるかビッドします。カードセット中何枚かは抜かれているので自分の手札は完全には分かりませんが、そのまま自分の手札を見ないで、ドメモのように残り枚数を推測しながらプレイします。ありそうでなかった独自性の高いトリックテイク。意図的に通常とは逆向きにされたカードデザインはちょっと遊びにくいですが、ゲームそのものはかなり高い完成度を持っています。
6人になってダンジョンファイター。人数変わっても難易度に影響ないようバランス取られていますが、それでも人数多い方がダメージ受けて戦力が下がってもリカバリしやすいので有利そうです。最後の1人で華麗に勝利。とは言っても一番難易度低い設定なので、まだまだマゾくできます。
ストローはラクダの背中に荷物を積んで、ラクダが潰れたら負けのバーストゲーム。広島訳は肝心の藁の効果の訳が抜けているみたいなので要確認です。英文ルールでは藁は50kgちょうどのときしか載せられないと読めます。安全策で手札に空飛ぶ絨毯を抱えていると得点伸びないので、勝つためリスク取って手札を重くするところがゲーム性になっているのですが、補充で絨毯引いてそのまま誰かにバーストされるとそれまでなのでちょっと運要素高め。1回だけ華麗に藁載せて勝ちましたが総得点的にはさっぱり負け。
10人でフェドゥッティのマスカレード。拡張も買いましたが今回は投入せず。役職次第ではあるのでしょうか、10人はちょっと多すぎな雰囲気です。負け。
卓分けてゴーストストーリーズ4人。拡張フルセット用意されていましたが基本セットのみでプレイ。いろいろと機微を忘れていて1戦めは華麗に敗北。このゲームは無条件で敵倒してくれる大仏をいかにフル活用するかというところにあるようなので、そのまま2戦め。ボスにあと一矢報いることができれば勝ちでしたが及ばず。
ドミニオン3人は2戦1勝。
その他の卓ではKingsport Festival・Modern Art・Dungeon Questなどがプレイされていました。
次回12月例会は第2土曜東区民センターです。
終了後は場所変えて裏例会。参加者4人。
Last Will (CGE/アークライト)・Dragon’s Hoard (Mortensen Games)をプレイしました。
おかしな遺言はお払い箱拡張入り。プレイヤー全員定職に就いていて、恐ろしいことに毎ラウンド定期収入が降ってきます。基本的なシステムは変わっていないので、まずは仕事を首になって収入を断ってから資産ゼロを目指します。職を失う条件がプレイヤーごとに異なる序盤の行動指針になっているので、何でもできるけどたまたま他人とカチ合うとカードの取り合いになってその2人だけ沈んでしまう基本セットの欠点をうまく補正しています。その他計画フェイズ用のカード補充/帽子/アクション数の組み合わせがタイルでランダムに差し替えられるようになっているなど、リプレイ性を上げる工夫がされていてマストバイな拡張と言ってよいでしょう。
ドラゴンズホードは乗車券方式でカードを集めるセットコレクション。カードにはアクションカードと財宝カードがあって、アクションは使い捨てですが、財宝はサンファン方式で他のカードをコストとして払って自分の資産にします。各プレイヤーはドラゴンなので、巣に貯めた総資産額が多い人の勝ち。コストとして支払うときのカードの裏面の羊の絵の毒々しさがアメゲーらしいです。アクションカードは捨て札になって回収されるのですが、財宝は次々と場に置かれていくので、後半山札の財宝率がどんどん薄まっていきます。序盤からカードを取っておく計画性が要求されるとか、後半はプレイヤー間でガシガシ殴り合う展開になるとか、デザイン上の意図は分からなくもないですが、ちょっともの足りない感のある惜しいゲームでした。