M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Built for War (Mr. B Games)・逆統戦(ESC)をプレイしました。

キック発の新作ビルト・フォー・ウォー。ドラフトで自分の戦車をどんどん改造して強くしながら、ドンパチ戦車戦をするというゲーム。
戦車には主砲とか装甲とかエンジンとかのスロットが用意されていて、改造はドラフトで獲得したタイルをハメるだけ。強力なパーツをゴテゴテ積むとどんどん車重が重くなっていくのですが、戦車戦では重い戦車ほど故障しやすいというあたりがなかなかにそれっぽいです。
アメリカは大量生産するので得点源のVPチップが1枚多くもらえるとか、担当国ごとにちょっとずつ特殊能力があります。初期状態から傾斜装甲というソ連が強そうでした。
1回プレイした感じでは、死なないための装甲と、友軍を呼ぶための無線機が重要パーツだったと思います。序盤の主要パーツは大戦後半には陳腐化して新型に置き換えないと戦いについていけないので、最初は長く使える補助パーツ重視がよいのかな、という感じ。負け。

逆統戦は中国共産党1人と残りの反中国陣営に分かれてデッキ構築で1対多の陣取りをするゲーム。
デッキ構築部分は初期デッキ10枚手札5枚の典型的なシステムです。得点勝負ではなく、20ラウンド以内に誰か1人でも中国国内の14都市に反体制組織を浸透させれば反中国陣営の勝ち、それを阻止すれば中共の勝ち、というルール。
特にボードゲームの実績があるメーカーではないと思うのですが、妙に予算豊富なのかコンポーネントは各所に箔押ししてキラキラしてたりと豪華です。ただ、DTPにはちょっと難があるというか、文字が小さすぎてかなりプレイに支障があります。マップもガンバってはいるのですが、都市数が多すぎなためにマスの情報が詰め込み過ぎ。ゲームのコンセプト的に仕方ない部分もあるのですが、総じてプレイアビリティはかなり低いと言わざるをえません。
システム部分はオーソドックスなデッキ構築から特に外れてないので、それなりにゲームにはなっています。ただ、お買い物がランダムに引かれた候補から選ぶ方式なので、たまたま自分の番に良いカードが並んだかどうかでその後の展開が決まってしまうという、よくあるデッキ構築の罠を素直に踏んでいるのは今どきの作品としてはちょっと残念です。また、ルールライティングはあまり練られておらず、記述に疑問点の残るところが多いと思います。
担当国をランダムに決めるとウィグル東トルキスタン。味方は台湾でした。台湾が登場する場合に限り中共の勝利条件が追加され、台湾に一定数のコマを置ければ台湾統一でサドンデス勝ちできます。ちゃんとカード買えていれば台湾の防御力はなかなか高いので、そう簡単ではなさそうですが。20ラウンドはやはり時間的に厳しく、ウィグルも台湾も中国への浸透は14都市に届かず普通に中共の勝ちでした。

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