札幌市北区民センターでML.Kの12月例会がありました。参加者5人。
Häagen-Dazs神経衰弱 (同人)・Codex Leicester (DiceTree Games/数寄ゲームズ)・Fischen (2F-Spiele)・Hegemony (Hegemonic Project Games/テンデイズ)をプレイしました。
ハーゲンダッツ神経衰弱。4人。
ハーゲンダッツのフタで神経衰弱をするだけ。季節ごとに拡張セットが発売されるという画期的なゲームです。意外と覚えられないです。勝ち。
レオナルド・ダ・ヴィンチ レスター手稿。5人。
Leonardo da Vinci (DaVinci Games/2006)のリメイク。旧版からはかなり変わっています。
まず違うのは初期資産がランダムになったこと。選択肢はありますが、これ最初に並んでる発明と噛み合ってないとかなり苦しいと思います。
最も大きな違いは、自分の研究が秘密じゃなくなったこと。以前は何の研究を始めたのかは秘密だったので、早取り要素や研究を中止したりといったアクションに意味がありましたが、新版では最初に何の研究に着手したか宣言するので、棲み分けるなり2位狙いするなり安心して計画できます。並ぶ発明の数も増えているのでずっと平和な展開になる感じです。旧版は順番で負けた方が一方的に損するだけだったので、ここはまあ改良なのでしょう。
その他、全体的に要素が増えて今風の重ゲー感が増しています。特徴的なワーカープレースシステムはそのままです。
研究所1つ作戦で4+4+15+15で4発明して2位。発明品ジャンルのセットコレクションが全然できてなかったので、ここはちゃんと異なるジャンルで5発明してコンプリートできたかどうかが勝敗を分けそう。そうすると研究所1つではやはり足りないです。
フィッシェン。5人。
フリーゼのデッキ構築型トリックテイクという怪作。
普通に4スートマストフォロー切り札なしのトリックテイクとして始まりますが、1ハンド終わったらそのハンドで勝ち取ったトリックのカードがそのまま山札になって、そこから次回のハンドを引く、というシステム。トリック取れなかった人は足りない分を共有の山札から引き、そこには数字のデカいカードとか切り札とか特殊効果カードとかが入っててデッキか強化されるという仕組みです。
構造上切り札や強いカードを切ってトリックを取ると、次のハンドでもそのカードを再利用できる可能性が高くなります。第1ハンドでちゃんとしゃがんでおいて強いカードをデッキに入れる、息切れしてきたらそのハンドでは1トリックも取らずにデッキをリセットする、などすると強そう。
第1ハンドから快調に飛ばして負け。
ヘゲモニー。3人。
労働者を担当。これで一応全勢力1回ずつはプレイしました。結局2位で勝ったのは中流階級のK川氏。
労働者は見た目以上に収入が少ない印象です。政策2Aが割りと長く続いて給料は高かったのですが、それでも食料を買って税金を払うともういくらも残りません。4Aで無料の医療を買った後は、普通に高い教育かスマホが買えるか買えないかという感じでした。関税6Aをそのままにしておいたのがよろしくなかったと思います。
労働者が中流階級の企業に働きに行くのは給料の足しになるのは確かですが、完全稼動状態の企業が増えて中流階級の方に利が多いので、あえて労働者がアクション使ってまですることではないと思いました。
今回は政府が一貫して1Cだったせいか、国庫は潤沢でした。労働者としてはやはり公営企業の増える1B以上が必要な感じ。医療と教育の供給が増えて困ることはないですし、赤・黄・紫の求人が増えて労働組合の数を増やすにも有利なはず。さすがに組合2つでは少なすぎでした。