M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
18Ireland (AAG)・Guillotine (WotC)・The White Castle (Devir/CMON)・Crimson Scales (Boardgame613)をプレイしました。

18アイルランド。
アイルランドの18XX。狭軌鉄道、合併、鉄道会社の登場順がランダムといったあたりが特徴。
狭軌は山でも川でも地形コスト無料という夢のような線路。狭軌の線路には鉄道会社の列車を走らせることができませんが、狭軌の線路の先にある街の価値が隣の街に加算されるので、10-(狭軌)-20-(広軌)-20みたいな線路があったとき、広軌の2都市を走るだけで狭軌の街を含む50収入が得られるという仕組み。実質無限列車なわけで、大都市が少なく地形の厳しいマップ西部でも高収入、という意図と思われます。大量にタイルを置く必要がある上に黄色の狭軌タイルはいきなり行き止まりなので、どこまで有効活用できるのかはちょっと疑問です。
合併は5株会社が2社(まれに3社)合併して10株会社になるというよくあるシステムですが、社長の合意じゃなくて株主が1株1票で投票して決めるというところが実は斬新なシステム。例えば株価の高い優良会社の株が社長のAさん3株、Bさん1株、金庫1株、貧乏会社がBさん3株、バンクプール2株という状況で、Bさんがこの2社の合併を提案した場合、バンクプール株はより高い会社と合併するなら自動で賛成票を投じるため、Aさんに合併を拒否する権利はありません。おそらくこの特異なシステムを利用して優良会社を乗っ取るゲームのようです。今回は初プレイで勝手が分からず、みんな自分で経営してる会社同士で普通に合併してました。
このあたりの会社のコントロールを困難にしているもう一つのルールが鉄道会社の登場順がランダムなこと。5株会社はランダムな順番に1社ずつ登場して、前の会社を設立するか(誰も建てずに)廃棄されるまで次の会社が建てられません。複数会社で協力して理想の線路を引くのはかなり難しくなっています。今回は序盤の会社の登場が低調で黄色時代が長い展開になりました。選択ルールで2列車1両増やせるくらいデザイナー的には序盤が短い前提っぽいんですが本当でしょうか。
最初のパーマネント列車が出た時点で協議終了で勝ち。

ギロチン。
古いゲームですが、パリオリンピックを記念してマリーの首狩り。有名人誰も切れずに大敗。

白鷺城。
CMONの日本語版。コンポーネントに言語依存はないんですが、そのせいでサマリーが判じ物のように意味不明なところが欠点。
ダイスをピックしてワーカープレースして、自分のコマを姫路城の各所に送り込むゲームです。
デカい目のダイスを選べばお金がもらえて、小さい目のダイスを選ぶとお金払わされる代わりに追加でいろいろと資源がもらえる、それ以外には出目で効果が変わるわけではなく、3色あるダイスの色だけがアクションに影響するというシステム。
短時間でままならなさを堪能できる良作。1位と1点差の3位。プレイ中は振れ幅大きそうに感じましたが、なんだかんだバランスはうまく均衡してるのかも。

1人減ってクリムゾンスケール3人。
1戦のみシナリオ6をクリア。レベル3くらいまで上がって装備も揃うとさすがに安定してきます。