ML.K 裏例会

続けて夜にはML.Kの裏例会。参加者3人。
Arkham Horror (FFG)・RftG (RGG)・San Juan (alea)をプレイしました。

アーカムホラーはダニッチホラー拡張以外全部入り。旧支配者はガタノトア。よくシャッフルしたはずなのに神話カードを引くたびにインスマウスホラー由来のカードばかり。おかげでインスマウス村はゲートだらけ怪物だらけの百鬼夜行になってしまいました。その分アーカムは平穏だったので(ティンダロスの猟犬が跳梁跋扈するのを平穏と言うならばですが)、テラーレベルが上がらない代わり、インスマウス村の深き者の陰謀トラックが景気よく進んでいきます。2人がかりでゲートの閉鎖や怪物退治に奔走し、FBI捜査官の能力も生かして政府に通報しまくって一度は陰謀を阻止することができたのですが、結局深き者の陰謀トラックがあふれて最終戦闘に突入しました。ガタノトアの無条件で1ダメージ減殺という特殊能力が厳しく、あともう少しというところで全滅してしまいました。

RftGは初期星系Imperial Warload、いまいち手頃な軍事星系は引けなかったのですが、初期手札にあったInterstaller Bankから技術連打でボーナスタイルとの相性もよく勝利できました。

サンファンはアレアの小箱の拡張入り。カード数の制限からRftGと比べて展開の狭さが気になっていたサンファンですが、新建物やイベントカードが加わって一気に閉塞感が打破されました。要らないゲームの拡張と抱き合わせになってること以外は文句のつけようがありません。ただ、イベントカードで全員の建物を1軒破壊する「地震」だけはちょっと微妙に思います。確実にプレイ時間が1~2割は延びる計算なので、元ゲームの軽快感を削ぐこと甚しいです。

T井氏宅ゲーム会

昨日に引き続きT井氏の自宅ゲーム会がありました。参加者4人。
San Francisco (Amigo)・Hazienda (HiG)・The Princes of Machu Picchu (PD-Games)・Clippers (Eurogames)をプレイしました。

やや旧作の割にあまり話題になった記憶のないサンフランシスコ。影響力と小切手の2種類の資産を使い分けてサンフランシスコの街区を売買する競りゲーです。クローズビットにはハゲタカのえじき(Ravensburger)のような同点キャンセルがあり、オープンビッドのときは競りの前に宝石商(alea)のように対象を3種類から選んでバッテングゲームを行ったりします。スピーディーな展開で多様な競りが楽しめる好ゲームです。何か時期的な事情あったのでしょうか、埋もれたままにするのは惜しいゲームです。序盤に何度かバッティングを躱して資金を節約できた分が効いて1位。

次は巷の評価は高いのにプレイする機会のなかったハチエンダ。ヘクスマップ上にカードプレイで農場や動物を置いて、長く連鎖させれば高得点という陣取りゲーム。とりあえず対称マップの方をプレイしました。盤面のほとんどは草原なのに、別に草原の地形カードが多いわけではないようです。得点の決算が2回しかないのにそれぞれの決算がすぐ来てしまう短時間ゲームだとか、なるべく動物の種類は絞った方がいいとか、ハチエンダや池はなるべく1回目の決算の前に置いて両方の決算で数えられるようにした方がお得だとかのコツに気づくかどうかで全然成果が違ってきますが、評価なりのものはあるゲームだと思います。どど負け。

マチュピチュの王子は和訳ルールの誤りで前回はちょっと正しくないルールでプレイしていた模様。あと1タイルというところでインカ帝国が滅亡し、黄金像1位で得点を3倍にすることができて僅差勝ち。展開次第ではインカ帝国を救うのはそれなりに可能そうに見えなくもないです。

クリッパーはサンタフェレイルズ(GMT)のリメイク。太平洋を舞台に航路を開拓して島と島を結びます。各国の権利トークンが小さすぎとか、航路のラインが薄く細いとか、何かと見にくいゲームです。特権タイルを買って航路をたくさん引くか、それとも権利トークンを撒いて得点源になる島を増やすかなど、ランダム要素がない分考えさせられる良いゲームです。盤端のフランスと日本が不利なように思われるので、も少しマップの構造は工夫してほしかった気もします。