ML.K 3月例会

札幌市北区民センターでML.Kの3月例会がありました。参加者8人。
Power Grid: The First Sparks (RGG/2F-Spiele)・another damn Civilization game (Spielbox)・Trick of the Rails (OKAZU brand)・Tetris the Card Game (Fundex edition)・BIOS Megafauna (Sierra Madre Games)をプレイしました。

まずは6人で電力会社:最初の火花から。電力会社っぽいシステムで原始時代を再現します。発電所技術は競りではなく負けているプレイヤーから優先的に定価で買うので展開の見通しがよい、比較的燃料食料の供給が潤沢、時代の切り替わりに伴う変な停滞がない、などの調整によって電力会社と比べると随分と短期決戦な展開になります。しゃがんで様子を見るより最初から全速力で駆け抜けた方がよさそう。食料を産出しない代わりに発電所の数に数えず特殊効果のある知識カードは一見よさげに見えますが、短期決戦ゆえに普通に食料を生む技術を取らなかった分を挽回するほどは活用する機会がありません。畑をまとめて持ってるプレイヤーに間違えて鋤を取らせないように気をつけてさえいれば、他の知識は十分な余力のあるプレイヤーが余興で取るくらいでいいでしょう。

1人増えたので2卓に分けて4人卓はワレスの付録ゲー、各プレイヤーは特に名前も何もない1つの古代国家を担当し、ダイスを振ってランダムにアクションを決めて、1本道の文明トラック上の自分のコマを進めていきます。トラック上のマスが様々な技術や制度を表していて、自分のコマの止まったマスの特典を得る、というシステムで文明の発展競争を表現しています。一見面白そうですが、名前が違うだけで効果の同じ文明ばかりで、プレイ感はただのスゴロクです。ちょっとルール間違ってたので途中終了。

1人増えて5人でTrick of the Railsを2戦。慣れてくると会社の収益が少なくなりやすいような。日本語ルールの6人プレイの図がちょっと間違っていて英語ルールの方が正しそう。

続けてテトリスカードゲーム。本来4人までですが、5人でも物理的にはプレイ可能です。やはり誰に聞いても斬新だが残念なゲームという評価。収束しそうな気配がないので途中終了。

卓組み換えて4人でBIOSメガファウナ。今回も早々に隕石2個降ってきました。しかも1個めの隕石のタイミングが悪く、盤上のほとんどの種族が絶滅してしまいました。最初に思ってたより大災害率高いのかも。時間切れ途中終了。

他の卓ではGoa (HiG)・Dungeon Petz (CGE)がプレイされていました。

終了後は場所を変えて裏例会。参加者7人。Outpost (Stronghold)をプレイしました。
7人プレイだと各技術5枚ずつ、1人あたりの枚数がちょっと多めなようです。今回はチタンが大暴れな展開でした。データライブラリーから黄色に進んだ人は皆ぱっとせず。倉庫→データライブラリー→ノジュール→科学者と買ってしまい全然噛み合わずブービーでした。

SL冬の湿原号

SL冬の湿原号最終日。
今日は往復とも追い掛けてみました。風が強くどの撮影地でも煙があらぬ方向に倒れてしまい写真としてはイマイチでした。天気は良かったのですが、春分の日だというのに体感気温はかなり低く冬に逆戻りしたみたいでした。
最後に釧路を目指すところを定番撮影地の釧路川鉄橋から後追いで。完全に絶気状態でしたが、ちょうど日没直前の夕日に向って走るところが撮れました。

SL冬の湿原号

今年のSL冬の湿原号は釧網本線80周年記念ということで例年より長く明日の春分の日までの運行で、最終2日間の今日明日は川湯温泉までの延長運転となっています。
というわけで1月の運行開始のときと同じ石山に来て見ました。今日の釧路地方は一日晴れ予報で朝方など暑いくらいだったのですが、ちょうどSLの通過するタイミングだけ真冬のような猛吹雪になってしまいました。
今日はせっかくの80周年記念ヘッドマークを大きく撮りたかったのと、ちょっと迫力出したいなと思ったので少し低い位置で構えてみました。

SL冬の湿原号

また釧路にSL冬の湿原号を撮りに来ました。
釧網本線の撮影地の中でも秘境と名高い新夢ヶ丘に行ってみました。湿原をバックに蛇行する釧路川と並走する線路を見下ろす俯瞰ポイントです。近くに道路がないので1時間くらい歩きます。
今日は暑いくらいの好天で、少し風が強かったのですが煙が変な方向に流されることもなく、いい感じに撮れました。
もともとは左右に2箇所あるピークから撮るポイントなのですが、現在はどちらも樹木が繁茂して見通しが悪くなっています。この写真はちょうど中間あたりの尾根からのもの。なんとかサイドが木々にかからずきれいに収まります。

T井氏宅ゲーム会

T井氏の自宅ゲーム会に参加しました。Table Games in the Worldのおのさんを迎えて参加者4人。
小吃大胃王(新天鵝堡)・City Tycoon (REBEL.pl)・Québec (Ystari)・Blockade (Hexagames)・Dungeon Raiders (Adventureland Games)をプレイしました。

まずは軽くスワンパナシアの屋台料理大食い勝負から。一部の特殊カード以外は全部のカードがXドローのウノといった感じの豪快なゲームです。山の中に混じっている罰符カードを引かないよううまく回避します。なかなか他にないユニークなゲームでした。

最近はポーランドゲーが流行りなんでしょうか、シティタイクーン。ドラフトで獲得したタイルをカルカソンヌのように共通の場に並べて街を作ります。発電所や水工場から資源を買ってきて自分のタイルに供給するとお金やVPを生んでくれます。ゲームの進行に伴ってタイルの建設コストもタイルの生産効率も上がっていく仕組みなので、典型的な拡大再生産系。収支はなかなかカツカツなので、間違えるとリカバーしずらそうです。タイルの種類はかなり多く組み合せによる効率アップの要素もあって、建設系ゲームとしてなかなかのデキです。今回は初回プレイなこともあって自分の領土をガッチリ囲む展開になりましたが、資源の奪いあいやタイルのコンボなどの関係上、他人のタイルに積極的に横付けしていくともっと面白くなりそうです。

ケベックをイベントカードなしで。決算エリアで1位を取って次の決算エリアに連鎖させるのが高得点の秘訣なので、任意の決算エリアにコマを送り込める赤の政治のリーダーカードがとても強いらしいです。建物の連鎖を広げるために黄色の経済のカードを優先的に取っていたのですが、やや及びませんでした。

シドサクソンのブロッケイド、割と古めのアブストラクト。6種類のゲームが入っているそうですが、おのさんにドイツ語のルール読んでもらいながら4人で遊べる2種類のゲームをプレイしました。
一つ目のトランスミッターは置ききり系。最初は各自3個のコマから開始して、うまく位置を合わせて新しいコマを登場させる条件を満たしたり邪魔したりしあいながら、残り8個を置ききれば勝ち。ルールは簡単ですが盤面はカオティックで難しいゲーム。
二つ目のスターゲートは将棋風。四隅の配置からコマを取ったり取られたりしながら玉を対面にある目的地まで持っていくのが目的です。こちらもルールは簡単ですが、見通しがよい分そう簡単には勝てない重量級ゲームです。終盤うまくコマが効きあう布陣が完成していい感じに押せそうに見えたのですが、さすが4人将棋だけあって一度に襲われると応手の間もなく崩されてしまいました。

最後はダンジョンレイダース。パーティーとして協力してダンジョン探索をしながら、最後は自分だけたくさん財宝を持ち帰ろうという腹黒いゲーム。テーマ的にはカットスロート裏切りの洞窟に似ていますが、全員ほぼ同一条件の使い切り競りでシステム面での理不尽感はなく、プレイ時間も短い良作です。今日唯一の勝ち星。

SL冬の湿原号

釧路までSL冬の湿原号の重連運転を撮りに行ってきました。
去年に引き続き重連は平日の設定になりました。建前上は営業上の都合らしいです。釧路は遠いので皆さん休み取って見に来てしまうので平日でも撮影地はどこも大盛況、鉄オタ避けにはなってないみたいです。
今年はやはり雪多いのか、1月の川湯延長のときと同じ猛吹雪でしたが、列車の走る時間帯は往復ともやや日が差すくらいまで回復してくれました。往路は石勝線の遅れの影響で大幅に遅延、復路は定刻通りでした。
写真は復路のサルルン三角点俯瞰。30分くらい山登りしないとならんのですが、苦労相応の絶景でした。

ML.K 2月例会

札幌市北区民センターでML.Kの2月例会がありました。参加者6人。
Slate (Spielbox)・鉄道旅行ゲーム(エポック)・電車でGoカードゲーム(増田屋コーポレーション)・Creatures (CREATURES Games)・7 Wonders (Repos)・Outpost (Stronghold)をプレイしました。

まずはシュピールボックス誌付録のワレスのスレートを4人。以前3人でプレイしたときはイマイチでしたが、4人プレイだとそれなりに技術が割れてバランスよさげな感じでした。それでも技術の性能に格差ありすぎな気はしますが。どど負け。

1人増えてJR東海リニア鉄道館のお土産らしいエポックの鉄道旅行ゲーム。新幹線のコマの出来はよいです。ドクターイエローまであるこれで日本全国を駆け回って地域の特産品を集めるスゴロクです。経路選択の自由度が高いので意外と戦略的です。

電車でGoカードゲームはミルボーンの変種。カード次第で簡単に目的地に着いてしまうので、一応は繰り返しプレイが前提のようですが。とりあえず1勝。

クリーチャーズはメーカー名も同じで他のゲーム出す気なさそうな謎メーカー。頭胴尻尾の3枚のカードを組み合わせて動物を作って戦わせて3種勝ち残れば勝ちという、とてもクァークスにインスパイアされたゲームです。当然並べたカードのイラストがつながり、名前も自動的に決まります。特筆すべきはカード下のフレーバーもつながって1つの文章になるところ。戦闘ルールは体力足して多い方が勝ちという簡単なものですが、勝ったり負けたりでなかなか勝ちきれない高難度ゲーム。クァークスの面白さのエッセンスを抽出し、ゲームの進行をスピーディーにしたゲームとしてかなり高く評価できます。1種しか勝てず負け負け。

さらに1人増えて7不思議はリーダー入り。灯台Aでした。灯台Bほどではないにしろ十分な強国と思ったのですが、リーダーの特殊能力込みでちょっと資源建てすぎました。

最後はアウトポスト。キッカーなし。さすがに6人もいると競りゲーとしても面白さが違います。やはりこの手のゲームは多い方がよいです。チタンも倉庫も買えずなかなか科学者も研究所も出て来ない展開で水工場増設するしかなくて困ってたところにたて続けに化学系が出てきてこれから、というところで時間切れ。

終了後は移動して裏例会。参加者5人。
Elder Sign (FFG)・K2 (Common Man Games)をプレイしました。

エルダーサイン、今日の旧支配者はハスター。5人プレイだと1巡する前に1日経過してしまうのですが、5人5様の特殊能力で必要に応じて相互に支援できるので難易度下がるような気がします。無難にハスターを封印してクリア。

K2はブロードピーク拡張入り。単純にブロードピークに登る方をプレイ。青カードが軒並み抜かれた状態でプレイし、テントがない代わりに何度でも雪窟を掘ってそこで休息できます。序盤こそ1歩進むごとにモグラのように穴掘って潜る登山だか何だかよく分からないゲームになるのですが、中盤以降は青カードを引くタイミング頼りなところがなくなって、天候を見ながらジリジリと進み、ここぞというところで一気に駈け登る燃える展開になります。もともとよくできたシステムがさらに磨き抜かれた感のあるすごい拡張でした。2人ともそこそこ上まで登らせましたが頂上には手が出ず敗退。

K藤氏宅ゲーム会

札幌に戻って午後からK藤氏の自宅ゲーム会。参加者4人。
…aber bitte mit Sahne (Winning Moves)・Nero (Phalanx)をプレイしました。

まずは軽くということでもっとホイップを。ケーキを切り分けて分配するゲームです。切り分け担当者が取れるのは最後の残りモノなので、どれが残ってもいいように平等に切断すべきところですが、トッピングはランダムなのでどう切ってもうまくいかないという悩ましいゲームです。欲ばった分が点にならず3位。

本命は見るからに重ゲーのネロ。皇帝ネロ死後の内乱がテーマです。軍団を率いて戦闘して、皇帝就任を目指すのですが、ローマ軍団の数が28個と決まっていて新規編成はできず、戦力を増強するには他のプレイヤーの軍団を倒して自軍に組み込むしかないというシステムのせいで、強力に戦闘に誘引されるゲームです。プレイヤー4人に対して皇帝を僭称できるのが2人までなので、皇帝になれるチャンス(と失脚するリスク)もそこそこ多く、浮いたり沈んだり派手に展開します。ファランクスの文盲仕様コンポーネントとショップの怪しい日本語訳で、プレイは快適とは言い難いところがありますが、システムのアイディア的なところは良くできていると思います。最下位タイ。

Phage合宿

Phageの合宿に参加しました。参加者4人。
今回は岩内は高島旅館でした。道中は晴れたり吹雪いたりと目まぐるしく変わる天気でしたが意外と早めに到着、典型的な和室の旅館でした。お風呂はそれほど大きくないですが、湯は無色透明で熱めの内風呂と温めの露天のきれいな温泉でした。夕食は海鮮が次々と出てきて大変豪華でした。

ゲームはUndermining (Z-man)・Take it or Leave it (Schmidt)・Village (Eggert)をプレイしました。

到着してまずはアンダーマイニング。ユニバーサルマイニングビークル(UMV)という名前のドリルマシーンで地面を掘り進み、採掘した鉱石を売ってマシンを強化したり得点を稼ぐゲームです。見ためもテーマもB級感たっぷりですがゲーム性の高い好ゲーム。ちょっとマシン強化しすぎで得点取ってませんでした。2位。

風呂に入って夕食までの待ち時間にドレトルダイス。まず各自にダイスの色や出目の組み合わせの条件が書かれたお題カードが配ります。スタートプレイヤーがたくさんのダイスをまとめて1回だけ振り、お題の条件を満たすように1人1個ずつダイスを取っていきます。お題を達成できなくても特にペナルティはありませんが、取ったのに使わなかったダイスはマイナス点になるので、高難度高得点のお題に挑むも他の人に必要なダイスを取られて完成しないと大ショックです。お題のパターンが様々なので他人が何欲しがってるかはエスパーするしかなく、戦術戦略をどうこうというゲームではありませんが、誰が何取っても盛り上がる楽しいゲームです。2位。

夕食後はエッガートの村の人生。基本的には見ため通りのアクション選択+ワーカープレースメントで、資源を集めつつ多様な得点獲得手段に投資して勝利得点を貯めます。特徴としては、ワーカーに人をブロックする機能はなく、代わりに寿命が設定されています。アクションを行うたびに消費時間が貯まっていき、一定時間経過するごとに番号の若いワーカーから順に除去されてしまいます。死ぬ前にいっぱい働かせたいのですが、働かせると死期も近づくというジレンマによるリソース管理がテーマをよく表しています。商人無視して旅に集中投資しましたが及ばず。議会が有利そうに見えました。2位。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Crazy Race (Spiele aus Timbuktu)・Outpost (Stronghold Games)・BIOS Megafauna (Sierra Madre Games)をプレイしました。

まずはシャハトのクレージーレース。ムガルと同時期に発売された鉄道三部作の一つですが、あまり評判を聞くこともない謎ゲーム。
プレイヤーごとに別々のレーンが用意された一本道の線路を往復するレースで、進む権利を競ります。各自3台の機関車が同じコースを走り、同じマスに重なったときは飛び越えて進むというシステムは全くもって鉄道らしくありません。
競りゲームのメカニズムはそれなりによくできていますが、たしかにこれは話題になる要素がなさすぎです。勝ち。

アウトポストは化学系強すぎんじゃね?ということで、BGGで誰かが言ってた新化学工場(緑)を科学者・研究所(黄)の数までしか持てないというハウスルールを試してみました。
序盤データライブラリーが2人に分かれ、僕だけ大型機械を買ってチタン工場作戦です。チタン工場は時代1から始められる代わりに手札あたりの単価が安めなので、同じく時代1の倉庫を買って手札制限を緩和するのが必須なのですが、大型機械も倉庫も割と高価な技術なので、両方買っていてはチタン工場に投資する額がなくなってしまいます(財布を買ったら入れるお金がなくなる現象)。今回は倉庫買えませんでした。運の悪いことに時代2に入るなり科学者も研究所もすぐ登場してしまい、スタートが早い利点を生かすことなく敗北。競りゲーなんでそこで調整しろ、ということなのかもしれませんが、はやりチタン作戦は難しい。新化学工場縛るルールは無尽蔵に緑工場が増えるのを防ぐ効果は確かにあって、科学者の威力はかなり減殺されますがそれでも化学系が有利なようです。
新版で何回かプレイしましたが、毎回キッカーK5の宇宙船工場(時代3の技術すべてに30クーポン)が強力すぎでした。キッカールールは入れないか、競りで頑張るよう周知しておく必要がありそうです。

バイオスメガファウナは最新の更新ルールを入手したので、それを適用。今まであまり意味がなかったP遺伝子に+1移動力の効果がついたので、サイズ1の動物がかなり動きやすくなりました。
今回は早いタイミングで隕石が2つ降ってきて、ジュラ紀のうちに新生代に移行しました。H遺伝子とI遺伝子さえあればいくらでもエサがあるのになかなか良い遺伝子カードが出て来ないという展開でした。HとIのカードはサイズが小さくないと持てないのが多いようなので、移動力を求めて無闇に肥大化させるのはよくないのかもしれません。
序盤に鳩に進化してさあ広がろうと思ったら寒冷化の影響をモロに食らって絶滅、40トンの巨大首長竜で復活して葉っぱ食べたりM遺伝子つけて海に潜ったりしていましたが、決算のタイミングでは何故か個体数が減っていて得点にならず大敗。