ML.K 2月例会

札幌市北区民センターでML.Kの2月例会がありました。参加者5人。
DOG Cards (Schmidt/アークライト)・18Cuba (Lonny Games)・ナナ (Mob+)をプレイしました。

人待ち4人でDOG。
今回は2人対2人のチーム戦。2人のうちどちらかが出せるカード持ってればいいので、打てる手がなくて停滞することはかなり少なくなります。
個人戦よりははるかにバランス良くなっているかと。負け。

5人で18キューバ。
18XXのキューバ版。小会社最大6社、大会社8社、国鉄1社とマップの面積の割に会社多いのが特徴。しかもこの狭い島にナローゲージと標準軌の2種類の軌間が混在するという。
小会社は1人1社の設立権が保証された5株会社でナローゲージ専用。大会社は普通の10株会社で標準軌専用。どちらも50%建ちで初期資金は売れた分、金庫の株が会社に配当。というわけで会社は少数精鋭で行くのがよいと思われます
国鉄は株の売買はできますが、実際に経営することはなくただお金を配当するだけの存在なので、お金が余ったら調整で株買っておくくらいでよいのでは。株価後退することはなく、終盤は馬鹿にならない配当をしてくるので、あまり1人に独占させるのはよろしくなさそう。国鉄が定期的に列車を強制購入していくので、最近よくある黙っていても時代が少しずつ進んでいくタイプ。最高レベルの列車もそこまで高額ではないのでプレイヤー破産になる可能性は低く、銀行破産まで完走する傾向のゲームです。箱には360分と書いてありますが、だいたいその通りの感じになります。
キューバを特徴づけているのが砂糖の生産ルールで、小会社は製糖会社でその収入に応じて砂糖キューブを生産します。砂糖そのものは生産した小会社自身には特に何の価値もなく、普通の鉄道会社である大会社の列車に積んで港まで輸送することでその大会社の収入に大きなボーナスがつく、というピック&デリバリーです。というわけで一見ロマンを感じさせるシステムですが、正直あまりうまく機能してるとは言えません。というのは、世界に存在する砂糖の量が有限なのに対して、大会社の経営は普通の18XXのルールで株価の降順なので、株価で先行してる会社がすべての砂糖をかっさらってさらに高額の配当ができるのに対して株価が低迷している会社の番には運ぶべき砂糖はもう残っていないという、ただの格差拡大システムにしかなっていないためです。結局18XXとピック&デリバリーは食い合わせが悪い、というのを再確認した結果に終わっています。
少数精鋭でとか書いておきながら3社経営で5列車5列車手出し8+列車という苦しい経営。負け。
あと、コンポーネントにはちょっとエラッタが目立ちます。おそらく終盤まで調整していた名残りか何かだと思います。

何とか言う賞を取ったらしいナナ。5人。
複雑神経衰弱でした。2戦2敗。