M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
The Manhattan Project: Energy Empire (Minion Games/Grail Games)・First Martians (Portal Games)をプレイしました。

エネルギー帝国はコールドウォー拡張入り。
コールドウォー拡張はキックスターターで資金集めをした後、出版前にMinion Gamesの社長James Matheが亡くなってしまい、プロジェクトが宙に浮いていたところをGrail Gamesが引き取って完成にこぎつけたという作品です。
エネルギー帝国はマンハッタン・プロジェクトの続編というのは名前だけで、あまり核開発とは関係ない内政ゲームだったのですが、コールドウォー拡張では共通アクションボードにドゥームズデイクロックという名前の軍事アクションマスが用意されました。資源を払って軍事カードを山引きしてゲーム終了時に順位点が入るという仕組みです。みんなで軍事アクションに注力するとドゥームズデイクロックが深夜0時に到達して(核戦争が始まって)ゲームが通常より早く終わってしまう、という仕掛けがあります。これ自身はちょっとした皮肉でゲームそのものは普通に得点計算するわけですが。
軍事カードの得点以外にも、軍事アクションのときは通常の共通ボードと違って手元の建物を色にかかわらず起動できるというところがゲームの展開に大きく影響すると思います。もともとのエネルギー帝国では建物が政治・産業・商業の3ジャンルに分かれているのを、見るからに1色に染めるのが最善手なわけですが、軍事アクションで自由度が大きくなったので各色バランス形でも十分に戦えそうです。
国適当に配って最初からワーカーが1多いインドネシア。他の2人は最初から発電所持ってるフランスとソ連でした。軍事と国連どちらもトップを取って勝ち。

ファーストマーシアンは日本語版も出ているロビンソンクルーソーのリメイク。火星基地でサバイバルをする協力ゲームです。少し前の作品ですが、こちらはさすがに日本語になってないせいかあまりプレイされてるような話を聞きません。
大きな違いはイベントカードがなくなってスマホアプリ管理になったところ。ゲーム開始直後から火星基地がひととおり完成しているとか動物が襲ってきたりしないとか(当たり前だ)、見た目もだいぶ変わっていて、手番の2アクションを合わせて1アクションにすればダイスチェックを省略して自動的成功にできるという基本ルール以外にはロビンソンクルーソー感はほとんどありません。
単発のシナリオが何本かと、連続もののキャンペーンシナリオが2本入っています。キャンペーンシナリオの1本めの方をプレイしました。
ゼロから拠点を作っていくロビンソンクルーソーと違い、火星基地は初期状態が最良でそのままトラブルが発生しなければ危険はないのですが、そこがイベントやら何やらでどんどん壊れていくので、何とか修理したり維持しながら地球から要求されたミッションをこなしていく、というのが基本的な展開。どちらが面白いかはまあ好みによるのかもしれないですが、プレッシャーはそれなりにあります。というか火星基地の設計者には冗長性という概念がなかったようで。
2シナリオプレイしてどちらも一応は成功。ストーリー的には全然まだ始まったばかりなのでどう展開するのかよく分からないです。

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