エレメンタリストクラスガイド

クラスの特徴

エレメンタリストは名前の通り6種のエレメンタルの使用に長けたクラスです。ほぼすべてのカードにマナの生成か消費が組み込まれています。潤沢なマナさえあれば強力な行動が可能になりますが、序盤はマナの生成能力が不足ぎみなため、十分な力を発揮するのは難しいでしょう。レベルを上げアイテムを揃えることで、本来の能力を発揮できるようになる大器晩成型です。ほとんどの攻撃が遠距離攻撃であることと低HPタイプであることから、通常は後方からの支援火力がメインの運用になります。高レベルのエレメンタリストであれば、マナを消費して移動力をブーストしつつ先頭に立って切り込んでいくことも可能になります。

手札構成

手札は10枚で標準的な枚数です。最大25ラウンド戦闘を継続できます。永続型のロストカードを使用する場合は、適宜ロングレストを入れて継戦能力を調整するべきです。

パークの選択

エレメンタリストにとって最も重要なことは、修正デッキからダメージを出すことではなくマナを出すことです。-1を合計4枚抜いた後は、どんどんマナを発生させるカードを入れていきましょう。レベル2のカードでどちらを選んでも上段攻撃から確実に火か氷が出るので、選ばなかった方のマナを優先するとよいでしょう。
「Ignore negative scenario effect」はありませんが、かなりデッキが厚くなるので多少悪いカードが入ることはあまり気になりません。

お買い物ガイド

ブーツやスタミナポーションなどの定番の他、マナポーションを持てるだけ持ち込みましょう。マナポーションなどのマナ生成アイテムは、自分のターンの終了時にマナを出すので、実際に使用できるのは次の手番になることに注意は必要です。ターン終了時効果が複数あるときは、その順番を選べるので、マナを消費するターン終了時効果があればマナポーションを非常に有効に活用できます。
頭装備は消費アイテムを使いまわすためのEmpowering Talisman (繁栄レベル2)か、遠距離攻撃の射程を伸ばすHawk Helm (繁栄レベル4)がよいでしょう。Eagle-Eye Gogglesはマナの出る修正カードがすべて+0でカードの優劣が「あいまい」になることが多いので、あまりお勧めしません。
マナポーションは消費アイテムなのに対し、ランダムアイテムデザインの各種のワンドは再使用可能なので、あれば便利です。特に光マナと闇マナが修正デッキからは出ないので、両手にこれらのワンドを2本持つと光と闇が両方そなわり最強に見えます。

カードリスト

レベル1

Raw Elemental 48
1 3 : +2 1 : +2
3 : +2 1 : +2

純粋マナ消費タイプで、マナさえあれば大火力高機動が可能。普通に使っても攻撃3がせいぜいなので、このカードで5火力以上出せるように準備するのがエレメンタリストの最初の目標です。

Pure Augmentation 48
1 3 : +2 1 : +2
3 : +2 1 : +2

Raw Elementalの色違い版。

Formless Power 45
2 2 : +1 +1 1 : +1 +1
あなたの攻撃アクションごとに1回、攻撃全体に: +1。2

エレメンタリストのレベルによって用途の変わるカード。序盤は上段をメイン火力として使うはず。レベルが上がってマナが余るようになれば、下段をマナのゴミ箱として使えるようになります。

Shaping the Ether 54
1 3 1 : +2 : 3 : : 2
あなたのターンの終了時に。あなたのすべての攻撃に-1。

上段はあらゆるマナを吸ってくれるので、修正デッキから意図せず出てしまったマナを無駄なく使うことができます。下段は序盤は足りないマナを生成してくれて心強いのですが、基礎火力を下げてしまいます。終盤のここぞというときはあえてロストして火力を戻すとよいかもしれません。

Stoking Hail 28
2 3 : 1
2

ここから4枚、上段は攻撃、下段は移動2といずれかのマナ1、イニシアチブは良好、というカードが続きます。このカードの上段はShaping the Etherの下位互換ですが、スタンは強力なので許容範囲でしょう。その分、火マナは出にくいということです。

Tremulant Cyclone 26
1 3 3 : +1 1 1
2

Shaping the Etherと比べると範囲攻撃になった代わりにプッシュ力が1に落ちました。火力も十分とは言いがたいです。

Infernal Vortex 17
4 (ちょうど2のすべての敵) 1
2

基本的に1アクションでマナを2つ以上出せるカードは、ほとんどがロストです。複数対象の攻撃4ならば使用する機会もあるでしょう。つまり氷マナは途中で出なくなる恐れがある、ということになります。

Lava Eruption 19
1 (4以内のすべての敵) 1
2

Infernal Vortexと対になっていますが、さすがに1火力をロストしてまで使うことはありません。つまり、風マナへのアクセスは比較的確実であるか、またはそもそもこのカードを入れないので全く出ない、のどちらかになるでしょう。

Ice Spikes 40
1 3 : +1 1
5 3 1

火マナさえ準備できていればレベル1としては相当な火力。最終盤では下段で使用してもよいでしょう。

Frigid Torrent 35
3 : 2 2 1
3 3 2 1

Ice Spikesと対になっているカード。のはずですが、上段はレベル1エレメンタリストのカード中で1枚だけのメレー、下段も火力不足とちぐはぐな構成なので活用は難しいです。

レベルX

Malleable Evocation 50
0 2 1 : +1 : +1 2 : +1 : +1
2 : +3 : : 2 (自分) : 1 (自分)

Shaping the Etherと同様にあらゆるマナを吸い込んでくれますが、基礎火力が低いので、4マナ注がないと十分な火力にはなりません。低レベルでの活用は難しいです。ただし、5レベル以下で唯一のジャンプなのでシナリオによっては必要になることもあります。

Brilliant FLash 67
3 3
1

今のところ、マナなら何でもいい場合を除き光マナには用途はありません。ヒールもルートも序盤はほぼこれ1枚なので一応は手札に加えておきます。

Encompassing Shadow 23
(3以内の味方1)
2 このラウンドの間、あなたを対象とするすべての攻撃は不利を得る。

今のところ、マナなら何でもいい場合を除き闇マナには用途はありません。自分を対象にできないので、(おそらくは壁役の)味方をインビジブルにしてエレメンタリストに攻撃を集めることになり、得策ではないです。一部の護衛シナリオなどでは有効に活用できるでしょう。

レベル2

Boiling Arc 47
2 5
4 : 2 2

メレー型の範囲攻撃ですが、扇形に広いのでレンジ攻撃のように扱えます。火マナは下段でリタリエイトに使うよりは他のカードの火力を増すのに使うべきでしょう。⭐

Crystallizing Blast 67
1 3 7
4 : 2 (自分)

広い範囲攻撃は火力そのものより修正デッキをたくさん引いてマナを出すのが主目的です。⭐⭐

レベル3

Burial 65
4 4 3 : +1 1 : +1 1
3 4

上段で最大ダメージを出すためには多くのマナが必要になります。下段はエレメンタリストの数少ない下段攻撃の一つです。⭐

Chain Lighting 41
X=4 3 X-1 (最初の対象から2) X-2 (2番目の対象から2) : +1 2 1 : X-3 (3番目の対象から2) 1
3 4

Burialよりは上段は攻撃範囲の制限が易しく、光マナだけでも十分強力なので、使い勝手はよいです。⭐

レベル4

Primal Duality 15
5 4 2 1
2

上段は強力なロスト攻撃。下段は移動のついでに2マナ出してくれるが、これを有効活用するにはレベル7になるのを待つ必要があります。カードプールには加えても、すぐには使わないことになるでしょう。

Gravel Vortex 62
2 (隣接するすべての敵)
1 : 2

上段攻撃でロストせずに2マナも出ますが、エレメンタリストがメレーで戦う機会は少ないので有用とは言えません。下段は、前のラウンドに(おそらくは強力な範囲攻撃の)ロストで敵を一掃しつつ、発生した2マナを使って落ちたコインを全部回収しようという欲ばりなアクションです。

レベル5

Obsidian Shards 36
2 3 2 : +3 1
1 (自分)

ロストしない攻撃5ターゲット2は強力ですが、指定されたマナが2つ必要なので、使える機会は限られます。

Winter’s Edge 43
5 2 : +2 4 1
2 2

マナを使用しなくても5火力が保証されているので、Obsidian Shardsよりも汎用性が高いです。⭐

レベル6

Eye of the Hurricane 29
3 4 2 (ヒールの対象から2のすべての敵) 1
3 : +3 : 1

火力2でロストはさすがにレベル6にはふさわしくありません。このカードを選ぶくらいなら、Raw Elemental/Pure Augumentにジャンプを貼った方が良いでしょう。

Simulacrum 94
2 3 : +3 1 : 2 1 : 1
召喚: 10 2 (あなたはこの召喚のヘクスにいるかのように攻撃できる) 1

4マナ要るとはいえ、マナの種類を問わず攻撃5ターゲット2となれば十分優秀です。エレメンタリストがメレーできる位置に立っても別にすることはないので、下段のサモンで使うことはありません。⭐

レベル7

Vengeance 33
2 3 3 : 代わりにノーマルの対象を倒す。1
3 1 (隣接する1人の味方) : +2 1

エレメンタリストだけの特技、範囲インスタントキルです。ロストせず要求されるマナの自由度が高いのも利点。下段で使うのはもったいないでしょう。⭐⭐⭐

Pragmaric Reinforcement 56
3 3 1 : 1 : +2 : ヒールの対象は捨て札を1枚
3 3 1 : : +3 : +2

大抵はVengeanceを取るので、こちらの長い効果を全部読むこともないとは思いますが、様々なマナを吸って様々な追加効果が乗るヒール、または下段攻撃です。目的の効果になるよう組み立てるのは大変だと思います。基本的には光マナか闇マナさえあれば良いと覚えておけば十分でしょう。

レベル8

Volatile Consumption 64
アクションごとに1回、あなたがエレメントを消費したなら、2以内の敵に1ダメージを与えるか、「1 2」を行うことができる。2
3 : +2 (通過したすべての敵) 1 : +2 (通過したすべての敵) 1

このレベルのエレメンタリストであれば大量にマナを生成し、消費するはずですが、この上段アクションはそのうち1つ分のエレメントにしか反応しません。そういう意味では効果低すぎでしょう。下段は初めてマナ要らずのジャンプですが、さすがに移動だけでこんなに大量にマナを消費しては、移動先でできることがなくなってしまいます。やっぱりRaw Elemental/Pure Augumentにジャンプを貼った方がマシでしょう。

Elemental Aegis 14
2 (自分) : +1 1 : +1 1 : +1 : +1
5 (自分)

マナをすべて注ぎ込めば脅威のシールド6ですが、そこまでしてエレメンタリストがタンクをすることはないと思います。そのマナはもっと火力に回すべきでしょう。下段もヒール量はともかく、自分限定なのと生成マナが物足りないのが欠点です。

レベル9

Ethereal Manifestation 98
召喚: 3 3 2 3 1
: 3 2 : 3 : 1 : 3 3

上段はエレメンタリストのターンの直前に好きなマナを生成してくれる夢のようなサモンです。HPが少ないので死なないよう守ってやるのは大変そうですが。下段はマナで強化されるのではなく、そもそもマナがないと(デフォルトの移動2以外は)何もできないカード。たった1枚で4アクション分詰め合わせでお買い得ですが、個々の性能はレベル9の域には達していません。普通はEternal Equilibriumの方を取るので、レベル9でさえなければというカード。⭐

Eternal Equilibrium 27
2 (3以内のすべての敵) : +1 1 : +1 1
4 4 : 2 1 : 2 1

初動や新しい部屋に入ったときに撃ち込むだけで、部屋の大部分をカバーしつつ敵の態勢を崩壊寸前まで持っていける、まさにレベル9にふさわしい威力のカードです。敵が多ければ多いほどよいので多人数プレイ向きです。マナは自分より速い味方にマナポーション投げてもらいましょう。下段で使っても強力そうですが、さすがにその機会はないです。レベル9なのにこんなに経験値入るのは謎ですが。⭐⭐⭐