プラーグヘラルドクラスガイド

クラスの特徴

プラーグヘラルドは毒とカースの付与に特化したデバッファーです。遠距離攻撃の付随効果で毒やカースを与えたり、すでに毒がついている敵に追加のダメージを与えたりします。一見すると、手札がやや多いことだけがとりえで、HPは低くイニシアチブや攻撃力や移動力に特筆すべき性能はないように見えますが、実際には初版であまりに猛威を奮ったため2版で大きくNerfされた強クラスです。2版でも十分に水準以上の性能を保持しています。

手札構成

手札は11枚でやや多めの枚数です。最大30ラウンド戦闘を継続できます。永続タイプの持続ボーナスカードを複数持っているので、序盤からそれらを使う余裕もあるでしょう。これはハロワーの体が多くの昆虫の群体で形成されていて、それを組み換えて最適な形態に変化する、という設定を反映しているそうです。実際のところ有用なカードは少ないのですが。

パークの選択

デッキを全く圧縮できません。わずかに-2を1枚、-1と+0を2枚ずつ他のカードに差し替えるだけです。「シナリオの不利効果無効と+1を1枚」を取った後は、を取り、それからカードの入れ替え、カードの追加という順番が良いでしょう。

お買い物ガイド

装備に頼る面の少ないクラスなので、ブーツやスタミナポーションなどの定番で十分です。遠距離範囲攻撃型ですが、それがメイン火力というわけではないのでゴーグルの優先度は高くありません。お金はできるだけカードの強化に回して、さらに追加のバッドステータスを与える方向で強化します。

カードリスト

レベル1

Vile Pestilence 61
1 2 7 範囲内のすべての味方と敵に
3

毒撒きとして最良のカード。イニシアチブが遅いので、味方の巻き込みを避けたり味方がより効果的に毒を利用するためには、より速いカードと併用する必要がある。⭐

Graspimg Vermin 69
0 3 7
1 (自分) あなたのすべての遠距離攻撃は-1 1

ダメージ0でイモビライズをつけても時間稼ぎ以上の意味はない。下段は永続ボーナス系のひとつだが、プラーグヘラルドのHPで遠距離攻撃クラスの利点を捨ててまでタンクをやる必要は全くない。

Wretched Swarm 84
1 3 7 2
4

下段の移動4が有用なのでデッキに加えても腐ることのないカード。

Spread the Plague 27
あなたの攻撃アクションごとに1回、2以内の味方に (またはすでになら3ダメージ)を与えることで、あなたの攻撃全体に+1 2
3 3

上段は文章が長いカードは弱いカードを地で行くカードなので深く考える必要はない。下段はプラーグヘラルドの全カード中唯一の下段攻撃である。他のカードの上段効果で毒を入れられれば下段は額面以上の火力を出してくれるだろう。イニシアチブもプラーグヘラルドにしてはマシな部類なので、このカードを外す選択肢はない。⭐

Biting Gnats 47
2 4 2 1
4

下段の移動4が有用なのでデッキに加えても腐ることのないカード。

Winged Congregation 16
あなたはを得る。 2
2 1 (隣接するすべての味方)

プラーグヘラルドにはジャンプはロストのものが1枚あるだけなので、それ以上必要ならこのカードの上段を使うしかない。下段の自分に対して効果のないヒールは思った以上に使いにくいが、これはプラーグヘラルドの2番目に速い(実質的に最も速い)イニシアチブのカードなので、飛ぶ必要がなければ移動2で使い回すことになるだろう。⭐

Creeping Curse 72
3 3
2 (隣接する敵1体)

カース撒きカードその1。上段でも下段でもカースを与えることができるので柔軟に作戦に組み込むことができる。⭐

Gathering Doom 76
3 3
2 1

カース撒きカードその2。Creeping Curseと比べるとイニシアチブはどっちもどっちだが下段の汎用性で劣る。プラーグヘラルドの攻撃の中では比較的火力が高い方であるが、敵を倒してしまうとカースは入らないので注意が必要。⭐

Paralizing Bite 31
1 3 1
6 1

プラーグヘラルド唯一のジャンプ。移動距離も十分あるので、飛ぶほどでないシナリオならこちらのカードで十分だろう。上段はそれほど強力ではないが、そこそこのイニシアチブで敵を確実にコントロールできるので、下段で使うタイミングまで手札に残っていても腐ることはない。⭐

Foul Wind 35
が減衰以上あるときのあなたの次の6回の攻撃で、: 攻撃アクション全体に+1 を加える。 3
1

レベル1のプラーグヘラルドは安定した風マナ源を持っていない(ロストカードからしか発生しない)。当分の間、上段下段とも全く無用なカードである。

Scattered Terror 11
2 3 3 2 2
このラウンド中、あなたを対象とするすべての攻撃はディスアドバンテージを得る。

プラーグヘラルド最速のカードではあるが、上段下段ともプラーグヘラルド的とは言えない使いにくいカード。いくらシールドが硬くても毒さえ入ってしまえばこっちのものなので、低ダメージのただの貫通にロストの価値はない。

レベルX

Epidemic 43
3 2 2 1
あなたの移動アクションの終了ごとに、隣接するすべての味方と敵に 1

上段はプラーグヘラルドの標準的な戦闘距離にはちょっと短いが、必要十分な火力を持つ。下段は永続系ボーナスのひとつだが、味方もエンガチョして歩かなければならなくなるので、狭い回廊での戦いが多くなるこのゲームでは使いにくいだろう。

Virulent Strain 50
任意の敵1体からを取り除き、ダメージ3を与える。1
(の敵に隣接するすべての敵)

あまりに強すぎてNerfされたカードの一つ。上段はシールドで減殺されたり修正カードで変動したりしない無条件ダメージ(無条件とは言ってない)で、高シールド低HPの敵を確実に除去できる。下段で毒撒きをするのも強力。⭐⭐

Blistering Vortex 21
3 3 3 2
2 1 (自分)

上段はそれなりの火力の狭い範囲攻撃。ロストである意味が全くない。下段も役割ではないタンク効果でそこそこのイニシアチブ以外には全く必要のないカード。

レベル2

Under the Skin 59
3 3 2 1
4

Scattered Terrorからマルチターゲットがなくなった代わりにロストしなくなって実用範囲に入った。下段の移動4が有用なのでデッキに加えても腐ることはない。

Rot Maggots 69
4 2 (対象と対象に隣接する味方) 1
2 3 2

Under the SkinとともにNerfされたカードのひとつ。上段はやや射程不足だが火力は十分(そもそもプラーグヘラルドに攻撃5以上のカードはない)。下段のヒールも強力。1レベルのカードに自分をヒールできるものはないので、パーティー編成によってはこちら一択となるだろう。⭐

レベル3

Succumb to the Gift 70
3以内の状態のノーマルの敵1体を倒す。2
(状態のすべての味方)

たかがノーマルの敵に毒が入っているのに即死まで持ち出さなければ倒せないということはあまりなさそうである。下段は正直ブレスしてるヒマがあるなら毒抜いてやれよと思わなくもないが、捨ててよいサモンを大量に抱えている味方がいるならば、あらかじめ毒を撒いておいて一発で何回もブレスするという小技が使える。

Fetid Flurry 26
4 3
2

カース撒きとして火力微増・イニシアチブ大幅改善で単純に差し替えるなり追加するなり自由にできる。下段も初のロストしない風マナ源であり文句のつけようもないカード。⭐⭐

レベル4

Storm of Wings 91
4 4 : 加えて主目標との経路上のすべての敵を対象にする。2
5

上段は風マナさえあればスペルウィーバー並の火力を叩き出せる。スペルウィーバーと違って1回こっきりではあるが。下段の移動5はプラーグヘラルドのロストしないカードとしては最大なので、劣悪なイニシアチブに目を瞑ればデッキに加えても腐ることはない。⭐

Nightmarish Affliction 43
1 3 2
3 2

ダメージは低いが毒でもカースでもプラーグヘラルドに必要なものを一通り叩き込んでくれる。闇マナは今のところ用途がないが、以降のレベルでは必要になってくる。下段は状況次第。⭐⭐

レベル5

Accelerated End 62
状態のすべての敵は1ダメージを受ける。: 代わりに2ダメージを受ける。1
5 3

毒による無条件ダメージのひとつ。下段で毒を撒くこともできる。レベル5のカードはどちらも毒系であるが、カースメインで育ててたまに毒を使うという場合はこちらの方が安定感がある。⭐

Willing Sacrifice 84
あなたの移動アクションごとに1回、あなたは1ダメージを受けて状態の任意の敵1体に3ダメージを与えることができる。2
状態のすべての味方は捨て札を2枚までできる。: 3枚まで 1, 1

いちいちカードを使わなくても毒による無条件ダメージを何度も起動できる永続ボーナス。プラーグヘラルドの通常のカードセットでは不可能だが、1ターンに2回移動すれば2回発動できる。ただし、コストの自分のHP1が本当に敵のHP3と引き換えて割に合うかどうかは微妙なところである。プラーグヘラルドは低HP型なので、よほど高シールド低HPの敵が揃っているのでない限り、敵の総HPは自分の3倍くらいになるのではないだろうか。下段で使うことはないだろう。⭐

レベル6

Stringing Cloud 66
2 3 7 : 1
3 1 (自分)

カースメインで育てているなら、ここらで敵に混乱をつける手段を得ておく必要がある。⭐

Black Tides 37
4 3
4

上段下段とも堅実なアクションとマナ発生源である。プラーグヘラルドは確かにマナの用途の割にはマナ源少なめではあるが、現時点ではそこまでマナに困っているわけではない。⭐

レベル7

Airborne Toxin 57
(1のすべての敵) : +1 1
(すべての敵) 1

上段は敵中に突入するリスクはあるが、風マナさえあれば一度に大量にカースを叩き込み、混乱までつけて一石二鳥。下段もロストするとはいえ、ノーリスクで広範に毒を撒くことができる夢のようなカード。毒メインでもカースメインでも有用なカードである。⭐

Baneful Hex 33
のせいで、敵が攻撃でダメージを与えなかったとき、その敵は3ダメージを受ける。2
3 (隣接するすべての敵)

カース系の無条件ダメージが初めての登場。下段で十分にカースを撒いてから、レストして手札をリセットした後に上段を張るという具合にうまく機能するよう設計されている良カード。カースメインで育てている場合は必携であろう。⭐⭐⭐

レベル8

Spreading Scourge 71
1 3 12
2 3 3

極めて広範に混乱を撒く攻撃。Baneful Hexと組み合わせるべきだろう。下段のヒールも必要十分な性能。⭐⭐

Grim Bargain 46
あなたの次の6回の攻撃で、2以内の味方1人をすることで、+2を得る。 3
(自分) このラウンドのあなたの次の攻撃力を2倍にする。 1

上下ともに文章長くて弱いロストで選択する理由が全くない。

レベル9

Mass Extinction 94
(すべての味方と敵)
状態のすべての敵は2ダメージを受ける。: 追加1ダメージ 1 : 追加1ダメージ 1

レベル7のAirborne Toxinは実はNerfされて今のような微妙な効果範囲になっているのだが、その結果として、このカードが差別化できるようになった。下段の毒無条件ダメージも良効果。⭐

Convert the Flock 29
43 3 2
状態のすべての味方は2ダメージを受ける。ダメージを受けた味方2人ごとに、このラウンドのあなたのすべての攻撃に+1と1

上段はレベル9のロストカードとしては不十分な威力。下段は2人プレイでは何か召喚しない限り全く意味がない。