クラスの特徴
バーサーカーはタンク寄りの近接ダメージディーラーです。HPが減るほど攻撃力がアップする特性があり、シナリオの後半になるほど活躍できるでしょう。その反面、信用できるシールド能力に欠けていて、HP管理に気を使う必要があります。純粋にHPで耐える以上には、タンクとしての仕事はできないと思った方がよいです。
手札構成
手札は10枚です。最大戦闘継続可能ラウンド数は25ですが、ロストカードに魅力的なものが多いので、手札管理にも注意を払う必要があるでしょう。ダメージでカードを失うよりは減ったHPでピンチをチャンスに変える戦い方をするクラスです。
パークの選択
-2は残ってしまいますが、-1を4枚と+0を6枚の計10枚を抜くか差し替えることができ、前衛としては十分な性能です。あまりデッキを薄くしすぎると、ミスと-2の相対的な比率が上がってしまうので、早めのタイミングで+2炎を2枚加えておくとよいかもしれません。足りない防御力を補うために、鎧を着るための「Ignore Negative Item Effect」の優先度も高いです。残念ながら「Ignore Negative Scenario Effect」はないので、デッキが薄いこととの相乗作用で難局に弱いところがあると言えるでしょう。
お買い物ガイド
レベル6のUnstoppable Destruction (ショートレストでロングレストの効果を得られる)を有効活用するために、装備は再使用可能なアイテムで揃えておきたいです。まずはお店で買える一番優秀な鎧を買いましょう。その他、武器・盾・ブーツなどの選択で悩むところは少ないはずです。頭装備もいろいろ選びたいところですが、安全策で行くなら事故防止のためのアイアンヘルメット、攻撃型で行くならミス/-2避けとしてイーグルアイゴーグルといったところでしょうか。
カードリスト
レベル1
Resolute Stand | 09 |
X (Xは最大HPと現在HPの差) ダメージ/5 | |
2 1 (自分) |
レベル1でも最大9火力、レベル9となろうものなら最大25火力を叩き出す驚異のカード。ロストですが、最後の一撃のためにこれを持っていかないという選択肢はほとんどないでしょう。下段はそれほど強力とは言えませんが、早いイニシアチブで最後に上段で使うまで無駄になることはありません。⭐⭐⭐
Growing Rage | 85 |
X (Xはロストしたカードの数) 1 | |
3 HPが最大HPの半分(切り上げ)未満なら、以下を行う。2 1 |
シナリオ開始時は攻撃2/移動3というどうにも役に立たないカード。終盤には攻撃5~6/移動3攻撃2という強力なカードに化けるが、さすがにスロースターターすぎるでしょう。
Strength in Agony | 37 |
3 あなたが2ダメージを受けるなら+2 1 | |
あなたは3ダメージまで受けてよい。4+X (Xは受けたダメージ) |
上下段ともHPを調整可能な器用なカード。特に下段は全レベルを通じてバーサーカーの最大移動力なので重宝するはず。⭐⭐
Defiance of Death | 31 |
3 HPが最大HPの半分(切り上げ)未満なら、+2 1 | |
あなたのHPが1未満になる次の3回のダメージに対して、代わりにダメージを0にする。 3 |
この手の「あとX回」系の持続ボーナスは、ほとんどの場合たとえ実質的に意味がなくても条件さえ満たしてしまうと無駄に発動してしまうのですが、このカードだけは確実に意味があるときにだけ3回発動し、一切無駄がありません。残りHP1点という状態で戦うこともあるバーサーカーには必須の1枚です。上段もそれほど目立ちませんが水準以上。⭐⭐
From the Brink | |
X 2 (Xは最大HPと現在HPの差) 2 | |
3 2 (隣接する敵1) |
これもロストだが1発でHPを全快してくれる稀有なカード。ただバーサーカーは全回復するよりはチマチマ回復してHPが低い状態を保ちたいので強力すぎるとも言える。
Blood Pact | 76 |
6 現在HPの半分(切り上げ)のダメージを受ける。1 | |
あなたのすべての攻撃に+1。あなたのターンの開始時に1ダメージを受ける。2 |
一発でHP半分のバーサーカーが最高に効率良く火力を出せるゾーンに叩き込めるカードではあるが、さすがにダメージ6と交換では割に合わないかもしれない。
Cauterize | 40 |
1 3 2 | |
次の4回あなたがヒールされたとき、+2 |
他の大火力カードと比べると一見見劣りしますが、副作用がなく、レベル1唯一の遠距離攻撃かつ火マナ源で、負傷とターゲット2の相乗効果で合計2ダメージは保証されているなど一定の需要のあるカード。⭐
Dazing Wound | 29 |
3 あなたが2ダメージを受けるなら、 1 | |
4 |
火力3以上の攻撃をしてきそうな敵と戦うときはとりあえず追加効果を入れておけばよいので判断に悩むことはありません。不確定性を嫌うバーサーカー向きのカード。下段の移動も優秀。⭐
Furious Aid | 43 |
2 1 | |
3 3 |
レベル1唯一のルートがロストというのはいかにも使いにくい。下段は標準的なヒール。
Bounce Back | 14 |
2 (自分) | |
3 1 (自分) |
上段がリタリエイトだけというのは物足りないというか普通に火力で殴った方が早いです。下段は移動のついでに軽いヒールがかけられるのでバーサーカー向きでしょう。
レベルX
Unbridled Power | 67 |
2 : +2 | |
最大26HPまで、最大HPを超えて回復できる。3 (自分) 2 |
上段は副作用がなく使い勝手の良いコントロール。火マナはなくても躊躇せず使っていける。下段はカードの記述があいまいだが、ヒールは永続効果に含まれないので注意。通常は使うことはないだろう。⭐
Glass Hammer | 11 |
X (Xは現在のHP) ダメージ/5 あなたのHPを1にする。これはダメージとみなさない。 | |
3 |
Resolute Standと対照的な効果。Ring of Brutality (繁栄レベル7)を使いこの2枚を同時に使用することで、レベル9のバーサーカーなら初手から51ダメージを捻じ込むことができる。ある意味ラスボスと戦うためだけに存在しているカード。
Numb the Pain | 35 |
3 あなたが2ダメージを受けるなら1 1 | |
3 あなたが2ダメージを受けるなら (隣接する敵1) |
これまた上下段ともHPを調整可能な器用なカード。損得分かりやすいのであって困ることはない。
レベル2
Reckless Offence | 21 |
あなたは3ダメージまで受けてよい。4 X (Xはあなたが受けたダメージ) | |
あなたに対するすべての近接攻撃は+1 2 (自分) |
上段は1ダメージごとに1体攻撃できるのはよいが、ただの火力4ターゲット1にも1HP消費させられるのはちょっと非効率かもしれない。下段も、自分は+1ダメージ敵は+2ダメージで差し引き得をしてはいるが、低いHPを細く長く維持したいバーサーカーのプレイスタイルには合わず、ロストしてまで貼る必要はない。
Break the Chains | 53 |
2 3 2 2 | |
3 HPが最大HPの半分(切り上げ)未満なら+2 : +2 1 |
地味だが堅実な上段攻撃には比較的レアなプルがついてくる。その後の近接攻撃に繋げることができる有用な効果。下段はバーサーカーの2枚目の移動7。⭐
レベル3
Spiked Armor | 16 |
このラウンド中、あなたのそれぞれの+2 | |
2 2 (隣接するすべての敵) |
上段は何か他のリタリエイトと組み合わせないと意味がないが、レベル3までのカードにはリタリエイトは3枚しかない。しかもBounce Backは同じ上段なので、実質Resolute StandとReckless Offenceの専用カード。結局Bounce Backとそれらを併用するのと大差なく存在意義はない。
Fatal Fury | 34 |
現在のHPが、あなたの最大HPと現在HPの差の半分未満の、隣接するノーマルの敵1を倒す。 1 | |
2 1 2 |
上段のインスタントキルはちょっと複雑な条件がついているが、バーサーカーならば特に苦労することなく該当する場合が多いだろう。下段はクォーターマスターの同じ効果が上段であることと比較すると、バーサーカーの性質が良く現れていると思う。⭐⭐
レベル4
Flurry of Axes | 27 |
あなたは4ダメージまで受けてよい。X 3 (範囲内のすべての敵、Xは受けたダメージ) 2 | |
5 |
上段は敵集団の真ん中に飛び込んで殲滅できる広範囲全体攻撃。状況によっては極めて効果的だが、通常はそれほど交換比率が良いとは言えない。下段の移動は優秀。
Shiny Distraction | 08 |
1 1 (自分) | |
このラウンド中、あなたのすべての攻撃は有利を得る。あなたに対するすべての攻撃は不利を得る。 |
一転してこちらは堅実なカード。やっとロストしない普通のルートが手に入ります。下段の効果はFlurry of Axesの上段と組み合わせることで最大の効果を発揮するという惜しい1枚。⭐
レベル5
Seeing Red | 22 |
4 HPが最大HPの半分(切り上げ)未満なら1 1 | |
HPが最大HPの半分(切り上げ)未満なら、あなたのすべての攻撃に+1 2 |
上段と下段ともにHP半減状態でのバーサーカーのパフォーマンスを上げてくれる好カード。上下併用できないのが残念。⭐
Final Fight | 89 |
隣接するノーマルまたはエリートの敵1を倒す。あなたは直ちに消耗する。3 | |
X (Xはロストしたカードの数) : 3 |
ハガー市長とは特に関係ない。ボスでないどんな敵も無条件で倒すことができるが、自分も倒れてしまうという対消滅攻撃。バーサーカーをアンロックするためのパーソナルクエスト527番(消耗12回)を達成するのに最適なカードという金庫の中に鍵なカード。
レベル6
Devil Horns | 31 |
3 3 | |
4 1 |
派手さはないが上下ともに条件も副作用もなく使いやすく強力な攻撃。⭐
Unstoppable Destuction | 57 |
4 あなたが2ダメージを受けるなら、対象のを無視し、1 | |
このラウンドの終了時に小休憩を行ったとき、大休憩の効果を得る。 |
バーサーカーは貫通攻撃を持っていない(パークにもない)ので、リタリエイトやインスタントキル以外で高シールドに対抗できる唯一のカード。鎧の防御力に多くを頼るバーサーカーにとっては下段も見逃せない。⭐⭐
レベル7
Burning Hatred | 40 |
3 (すべての隣接する敵) : 代わりに、2ヘクス以内のすべての敵を対象にする | |
3 (隣接するすべての敵) |
初版とは効果が変わって上段は火マナの使用にかかわらず近接扱いになった。隣接する敵に対して不利でなくなったので微バフと言える。Flurry of Axesのロストしない下位互換として使用できる。⭐
Careless Charge | 20 |
3 4 自分と隣接するすべての味方をするなら、2 | |
あなたはすべての不利な状態を無効化する。2 |
上段は使いやすい移動攻撃。下段は他のクラスにもボスにもめったにない完全状態異常無効。具体的には毒・負傷・混乱・攻撃不能・移動不能・気絶・呪いを無視する。呪い以外は現在受けている状態も直ちに解除してくれる(気絶の場合はアクションができないので、このカードでは解除できない)。プッシュとプルは状態ではないので、無効化できない。また、このカードの上段やプラーグヘラルドの一部の能力のような、味方を状態異常にして発動する効果の条件も満たせなくなるので、いいとこ取りとは行かない。⭐⭐
レベル8
Bone Breaker | 41 |
5 | |
3 4 対象は飛行を失う。 |
必要十分な上段と、やっかいな飛行能力をキャンセルしてくれる珍しい効果の下段。障害物の上で飛行を失うと、罠ダメージを受けて隣のヘクスに落ちるので、うまく活用したい。⭐
Vengeful Barrage | 38 |
次の5回のあなたへのダメージに対して、「3」を行う。 3 | |
4 : このラウンド中、あなたのすべての攻撃に+1 1 |
上段は普通にリタリエイトでない理由が分からない。Spiked Armorで強化できないようわざとそうしているのだろうか。コストとしてダメージを受ける系の自分のアクションにも反応するが、そこまでして使うカードではない。
レベル9
Immortality | 33 |
次の5回のあなたへのダメージに対して、ダメージを受けない。 3 | |
2 2 (自分) : 2 (自分) |
言うほど不死ではないが堅実な防御カード。
The Maw of Madness | 10 |
3 (隣接するすべての敵) 対象ごとに「2 (自分)」を行う。 | |
あなたは5ダメージまで受けてよい。3+X 4 (Xは受けたダメージ) |
上段は攻撃と回復を同時にできるので、こちらの方がよっぽど不死の名にふさわしい。下段から8火力出るクラスもなかなかないだろう。⭐