デモリッショニスト クラスガイド

クラスの特長

デモリッショニストは近距離ダメージディーラーです。HPは中位型で、メインタンクは張れないとしても前衛としては必要十分です。遠距離火力にも水準以上に対応しており、状況を選ばずパーティーの火力に貢献できます。さらに障害物の破壊能力を多数持っていて、破壊可能オブジェクトがたくさんあるシナリオでは特に大暴れできること間違いありません。

手札構成

手札は9枚と少ない方です。最長20ラウンドですが、序盤から中盤にかけて1~2枚のロストカードを切ることが多いのでさらに継戦能力は低下します。イニシアチブはやや良好。最速を競うレベルではありませんが、速いカードも遅いカードも適度に揃っていて、通常の運用で困ることは少ないでしょう。手札内容はやや偏っていて、低レベルのうちはヒールが全くありません。これはレベルが上がってもほとんど解消しないので、回復は味方頼りにならざるをえません。

パークの選択

-2を1枚・-1を5枚・+0を6枚抜くか置き換えることができます。null以外のすべての0以下のカードをデッキから追放できるわけですが、さらには5枚の+1も全て抜くか置き換えられてしまい、最終的にはnull・x2・+0毒が1枚ずつある他は全部+2、というこれ以上ない限界までシェイプアップされます。あまりにデッキが薄すぎるとnull率が高いとかカースに弱いといった弊害があるので、+2を1枚追加(2回)を早めに取っておきたいところです。

お買い物ガイド

手札枚数が少なくヒール能力にも欠けているので、スタミナポーションとヒーリングポーションの鉄板構成でよいでしょう。攻撃手段はある程度自由が効くので、武器よりは防具を優先したいです。デッキが薄くてnull率が高いので、イーグルアイゴーグルも有用。

カードリスト

レベル1

Windup 77
次の2回の攻撃に+2 1
次の1回の移動力を2倍にする。

上下段とも、1回分の行動を「タメ」て次のターンにブーストするアクション。次の部屋に行くときとか、足を止めて殴りあっている最中とか、上下どちらかの行動がいらなくなる状況はままあるので、ターンを無駄なく使うことができる。ロストではないのでデモリッショニストの少ない手札の負担にならないのもよい。⭐⭐

Crushing Weight 22
3 対象が壁に隣接しているなら+2 1
2 / 壁とあなたに隣接する敵1に2ダメージ

壁沿いで戦うだけでノーリスクでダメージを増加できる。よほど広いところで戦うのでない限りは条件を満たすのは難しくない堅実な攻撃カード。⭐

Knock out the Support 20
3 このラウンド中、対象に対するすべてのヒールは効果がない。
2 / 隣接する障害物1を破壊。そうしたなら、1 (自分)

移動のついでに障害物を破壊するだけでお手軽にストレングスンが得られる便利なカード。上段のヒール阻害効果が有効な状況はあまりないが、あって困るものではない。⭐

Explode 28
隣接する障害物1を破壊。そうしたなら、2 (破壊された障害物に隣接するすべての敵) それぞれの対象に2ダメージ。
4 :+2

上段の複数対象スタンは強力ではあるが、障害物の存在と敵の位置で二重に状況依存なため使いやすいとは言えない。下段の移動力は十分。

Implode 88
3 :+1 1
3 / 3以内の障害物1を破壊

下段をRubbleと組み合わせて使うことが前提のカード。上段は標準的な火力だがあえて入れるほどのものではない。

Piston Punch 42
2 2 :+1 +1 1
(隣接する敵1) :

罠に敵を落とすのにちょうどよいプッシュ。デモリッショニストは上段移動がまずできないので下段スタンは使いにくいが、足を止めての殴りあいであれば役に立つことも多いだろう。

Explosive Blitz 19
2 4
3 / この移動でドアを開けたなら、 (3以内のすべての敵) 1

火力はやや低いが使い勝手のよい遠距離攻撃。JotL拡張の遠距離アタッカーであるハチェットの標準射程が3であることを考えると射程は十分すぎる。下段も一番に部屋に飛び込むために1枚切る価値がある。⭐

The Big One 37
3 2 7 1
3 / 隣接する障害物1を破壊。そうしたなら、1 (自分)

ロストする価値のある大火力遠距離AOE。上段で使うまでの間は、必要十分な移動とついでの障害物破壊でお手軽にブレスが得られて無駄がない。⭐⭐⭐

One-Two Punch 66
2 / 1 同じ敵を攻撃したなら、2 1
1 / 1

単に敵をプッシュしたいだけならPiston Punchでよいので、修正デッキが育つまでは工夫なく使っても劣化3火力でしかない。毒があれば2回の攻撃にそれぞれ毒の効果を得られるので、このカードを持っていくなら何か毒をつける手段を用意しておきたい。

レベルX

Rubble 55
3以内の破壊トークンのあるヘクス1を指定する。そのヘクス、または隣接するヘクスのすべての味方と敵は2ダメージを受ける。 1
2 / 隣接する破壊トークンのある空のヘクス1に2ダメージの罠を置く。

Implodeの下段と組み合わせることで、3ヘクス先までの障害物の周囲に無条件2ダメージを撒くことができるが、どちらもイニシアチブが遅いカードなので、敵が都合よく並んでいてくれる可能性は低い。下段もたかが2ダメージ罠のために障害物破壊と罠作成の2手間をかける余裕はないだろう。

Level 61
3 対象が物標なら+3 1
このラウンドのあなたのすべての近接攻撃に+1

JotL拡張には物標を破壊するシナリオが多いので必要に応じて入れておくと効果的。

Lobbed Charge 52
3以内の空いているヘクスに3ダメージの罠を置く。
4 / 隣接する敵1を指定する。直前の移動がその敵への最短経路なら、その敵にX 2 (X=移動ヘクス数)

Windupと組み合わせることで最大で脅威の攻撃8プッシュ2になりえる。さすがにそんなに助走をつけられる状況はめったにないだろうが。

レベル2

Robotic Enhancement 33
2
4 困難地形の影響を受けない

普通に強力なスタン攻撃。下段もジャンプではないが、障害物は順番に破壊しながら進みたいので、移動はこれで十分。⭐⭐

Crash Protocol 74
次の4回の壁に隣接した敵への攻撃に、+2 2
3 障害物のヘクスに進入するたびに、その障害物を破壊し+1 :通過したすべての敵に1ダメージ

状況依存の火力ブーストにロストを使う余裕はあまりない。ジャンプもあまり必要ないとすると優先度は低い。

レベル3

Fire Bombs 24
2 4 2
2 / 隣接する障害物1を破壊。そうしたなら、1 その障害物に隣接するすべての敵に2ダメージ

上段はExplosive Blitzの単純な上位互換。下段は移動のついでに障害物破壊シリーズで効果もダイレクトダメージと文句のつけようがない。⭐⭐

Nowhere to Run 39
4 対象に隣接する壁ヘクス・障害物ヘクス・物標・フィギュア・罠ごとに+1 2
3 / 隣接する罠1を隣接する空のヘクスに移動

自分を含めて最低5火力保証、最大10火力ということで見た目よりは火力の出るロスト。ただデモリッショニストの手札枚数的に、状況依存の単発火力にロストを切れるかというと疑問ではある。

レベル4

Remote Detonation 63
4以内の障害物1を破壊。そうしたなら、2 (その障害物に隣接するすべての敵) :+1 1
4以内の空いているヘクスに3つの3ダメージの罠を置く。2

障害物が必要な状況依存の攻撃、一度に3個も罠を置けるロスト効果。常用するにはちょっと癖が強いか。

Extra Fuel 17
3 対象が壁に隣接しているなら、+2 1
5 / :1

上段はCrushing Weightの上位互換、必要十分な移動力、速いイニシアチブ、マナ消費による下段攻撃と必要なものがすべて揃った1枚。⭐⭐

レベル5

Mech Suit 80
あなたの最大HPを+5 / 10 (自分) / 2 1
2 / 1

レベル5はこれ1枚だけ。デモリッショニスト唯一のヒールでもある。毒でせっかくのヒール10が無駄になると悲しいのでヒーリングポーションは手放さないようにしたい。デモリッショニストで前衛を張るには必須のシールドではあるが、ロストなのでカード枚数による継戦能力と引き換えなのが困り物。メックを出すまでの間は移動+ルートでお金集めがはかどりますが、JotLではあまりお金貯めても使い道がありません。⭐⭐⭐

レベル6

Dust Cloud 15
2 (すべての隣接する敵) 1
2 / 隣接する障害物1を破壊。そうしたなら、1 2

障害物の存在に依存はするが、Mech Suitsと並んで希少なシールド。

Drill Fist 62
1 / 1 / 2 1回目と2回目と同じ敵を攻撃するなら、対象のシールド値を無視、 1
2 / 隣接するノーマルまたはエリートの敵1を指定する。あなたとすべての味方は、その敵のシールド値を無視。

One-Two Punchと同様の連撃系ではあるが、格段に強化されている。小火力連続攻撃の弱点である高シールドを克服するシールド無視攻撃。この頃までには修正カードもかなり強化されているだろうから、額面以上の攻撃力になることは間違いない。下段もシールド剥がしで隙がない。⭐⭐

レベル7

Micro Missiles 16
2 3 4
2 / 3以内のすべての物標に3ダメージ。

Explosive BlitzやFire Bombsと比べると1射程短くなってはいるが、それ以上に脅威のターゲット4による合計8火力(修正カードを考慮に入れるとそれ以上)が魅力。下段の物標ダメージを上段攻撃と組み合わせれば、目標をサクサク破壊していけるだろう。⭐⭐

Insult to Injury 64
次の3回、あなたが同じラウンドにすでに攻撃した敵を対象に攻撃したとき、+3 3
4 / あなたのこのラウンドのすべての攻撃に : 1

上段はOne-Two PunchかDrill Fist用、下段はThe Big Oneあたりと組み合わせるべきだろうか。

レベル8

Gut Punch 26
5 : +1 2 1 : +1 1
3

Piston Punchの火力強化版。⭐

The Bigger One 31
4 2 12 対象エリア内のすべての障害物を破壊する。対象エリア内のすべての味方は2ダメージを受ける。
3 / あなたと壁の両方に隣接するすべての敵は2ダメージを受ける。

The Big Oneの範囲強化版。⭐

レベル9

Collateral Damage 15
隣接する障害物または物標1を破壊。もしそうしたら、1 4 2 (破壊した障害物または物標に隣接するすべての敵) : +2 1
2 / 隣接する障害物1を破壊。もしそうしたなら、1 破壊した障害物と同じ部屋のすべての敵に2ダメージ。

上下ともに障害物破壊系で状況依存ではあるが、強力なことには間違いはない。

Wholesale Destruction 34
2 / 2 / 2 / 3 : +1
あなたは射程内の空いているヘクスに障害物があるかのように、障害物破壊能力を実行することができる。その場合、破壊トークンは置かない。2

上段はOne-Two PunchやDrill Fistのアップグレード版。固有の特殊効果は流血程度で大したことなくなってしまったが、途中に移動2が挟まっているのが汎用性を大いに高めている。Drill Fistのように3撃めを入れる前に敵が死んでしまって無駄になることを避けられる。修正デッキを考慮した火力も極めて高いレベル。下段は障害物破壊効果の状況依存性を劇的に改善してくれる魔法。うまくやれば毎ラウンドのように何がしかの追加効果を出せるはず。このカードを見据えて障害物破壊系カードを集めてくのも面白いかもしれない。⭐⭐⭐