スペルウィーバークラスガイド

クラスの特徴

初期6クラスの一つ、オーキッドのスペルウィーバーは範囲攻撃がメインのレンジアタッカーです。手札枚数とHPが全クラス中で最小なので、デリケートな運用を要求されますが、全クラス中でも最良のロストカード回復能力を持っているので意外と高い継戦能力を持ちます。

手札構成

手札は8枚しかありません。本来であれば16ラウンドで手札が尽きるはずですが、Riviving Etherの上段効果で1回だけすべてのロストカードを回収できるのでそこからさらに12ラウンドが追加され、最大戦闘継続ラウンド数は28となります。ただし、通常は定期的にロスト火力を切っていく必要があるので、そこまで長く戦うことはありません。

パークの選択

+0を4枚抜き、2枚の-1を+1と置き換えることができます。期待値は比較的高いのですがマイナスカードを減らし切れないので、振れ幅の大きい不安定なデッキになります。範囲攻撃がメインなので当たり外れがあっても十分に戦えますが、ここぞというところではゴーグルで有利をつけるとより効果的です。状態異常付加をいろいろと入れることができますが、まず何より優先すべきは+2火マナと+2氷マナしょう。残念ながら「シナリオの不利効果を無視」はありません。

お買い物ガイド

推奨アイテムはクロークオブインビジビリティとマイナーパワーポーションとなっていますが、特に信用できるタンクを組んでいるときはイーグルアイゴーグルを購入すべきです。序盤のゴーグルはどんなクラスでもおおむね有用でスペルウィーバーのような範囲攻撃型であればさらに効果的なのは間違いないのですが、一般的にはキャラクターのレベルが上がって攻撃修正デッキが育ってくると1枚引いても2枚引いても大差なくなり不要になりがちです(逆に期待値が下がることさえあります)。ところがスペルウィーバーの攻撃修正デッキにはローリングや不確定の+0がほとんど入らないため、将来的にパークを多数獲得してもゴーグルの価値が落ちない、という特性があり、ゴーグルを長く使うことができるはずです。他の頭装備に変える必要はないでしょう。前衛があまり信用できない場合などはクロークの方が優先されるのはやむを得ません。スペルウィーバーは移動力にも優れているので、クロークを着て一番に次の部屋に突入するという戦法を取ることができ、持っていると何かと役に立つのは確かです。

カードリスト

レベル1

Fire Orbs 69
3 3 3 対象ごとに1
3

レベル1スペルウィーバーのメイン火力その1。開幕で敵があまり密集していないタイミングでベースダメージとしてバラ撒くのに最適な攻撃と言える。下段が汎用的なので、温存していても無駄にならないのもよい。⭐⭐

Impaling Eruption 70
3 4 主目標までの経路にいるすべての敵を追加で対象にする。対象ごとに1
4

レベル1スペルウィーバーのメイン火力その2。対象の自由度と発生するマナの用途からFire Orbsと比べると僅差で格下ではあるが、経路を自由に曲げてよいので敵が密集しているときはこちらの方が1体多く対象にできる。ただし隣接している敵に対しては不利になってしまう。下段の移動が有用なので温存しやすい。⭐⭐

Riviving Ether 80
あなたのすべてのロストしたカードを
4

スペルウィーバーの性能を決定づける必須カード。16ラウンドめに最後に手札として残った2枚のうち1枚として使用し、手札を7枚(または6枚と捨て札1枚)に回復させる。途中でショートレストで失うことがないようにしたい。引いてしまった場合はHP1支払って引き直すべき。⭐⭐⭐

Freezing Nova 21
2 (隣接する敵すべて) : +1
4 4

近接攻撃はスペルウィーバーの戦法に合わないし、イモビライズも特に役に立たない。下段もロストしてヒール4では割に合わないだろう(同じレベル1にロストしないヒール3が2枚もあるのに)。

Mana Bolt 07
2 3 :+1 1
3 1

そうそう毎回ロスト攻撃ばかりもしていられないので酷使されるであろう攻撃カード。イニシアチブはスペルウィーバー最速。下段のヒールは味方にはなかなか届かないので、メインヒーラーを担当するならこれだけでは不足。⭐

Frost Armor 20
2 3 :+1 1
次の2回のあなたへのダメージ源に対して、ダメージを無効化する。 2

上段はMana Boltaと同じなのでイニシアチブ以外は同じように使っていける。スペルウィーバーの本職ではないが、下段でタンクメイジをやることもできる。効果回数の少なさはむしろさっさとロストに落ちて回収できると思えば悪くない。⭐

Flame Strike 36
3 2 :
2 2

射程の短さが使い勝手を悪くしているが、レベル1の中ではロストしない最大火力でありスペルウィーバー唯一の下段攻撃でもある。

Ride the Wind 83
1
8

上段ルートは悪くはないが通常は異様に遅い移動2でしかないので、スペルウィーバーの8枚の手札の中で1枚分を割くまでの余裕はない。シナリオの都合でぜひとも8ヘクスジャンプが必要な場合にだけ加える形になる。

レベルX

Crackling Air 25
あなたの次の4回の攻撃に+1 : →+2 2
3 : 2 (自分)

上段で風マナを吸うのは最初にカードを使用したときである。ここで風マナがあれば、以降4回とも全部+2になる。といってもレベル1スペルウィーバーの風マナへのアクセス性の悪さを考えると効率は良くない。下段もタンクメイジまでならともかく、リタリエイトはさすがにスペルウィーバーの仕事ではない。

Hardend Spikes 26
2 (自分と隣接するすべての味方) :+1 2
3 : 2 (自分)

リタリエイトもシールドもスペルウィーバーの役割ではない。

Aid from the Ether 91
3 3
召喚: 2 2 3 2 2

上下段とも本職のヒーラーや本職のサモナーに全く劣らない優れたカード。⭐

レベル2

Flashing Burst 26
3 3
4

マナなしで3ダメージ与えてくれる上にマナが出るので、Mana Boltの上位互換として使っていける。今のところ光マナはMana Boltに焼べる以外の役には立たないが、後で使用する上に、このカードがほぼ唯一の安定した光マナ源なので確保しておく必要のあるカード。⭐⭐

Icy Blast 66
2 3 7 2
6 2

ダブルロスカードの評価は低い。

レベル3

Cold Fire 67
1 3 : +2 :
2

マナさえあれば(特に氷マナ)極めて強力な攻撃になるが、レベル3までのスペルウィーバーは火・氷どちらのマナも安定的な供給源を持っていない。レベル5まで塩漬けにするか、もしくは100GP払って何かのカードにマナ生成を貼る必要があるだろう。⭐

Elemental Aid 84
3 2 : +2 1
2 (味方1) : →(すべての味方)

Aid from the Etherの代わりになるほどの性能ではない。とはいえ下段は距離非依存なのでそれなりには有用。風マナを用意してまで全体化する必要もないだろう。

レベル4

Spirit of Doom 81
4 : →対象のノーマルの敵を倒す。1
(味方1, X=対象の最大HPの半分(端数切り捨て)) :→(X=対象の最大HP) 1

ダブルロストの評価は低い。特に何らかの方法で安定的な闇マナ源を用意しない限り、ほとんど役に立つことはないだろう。

Forked Beam 20
2 3 2 1
4

火力的には物足りないが、最低限の性能はある。もっともほとんどの場合、移動4として使うことになるだろうが。

レベル5

Chromatic Explosion 71
3 3 3 2
2

派手なだけでほとんど意味のない上段に対して、下段は地味だが確実にスペルウィーバーの必要としていたものである。⭐

Engulfed inn Flames 44
4 3
次の5回のあなたを対象にした近接攻撃に対して2 3

火マナだけでよいなら必要十分な攻撃力を兼ね備えているこちらでよい。下段のリタリエイトは遠距離攻撃には反応しない親切設計だが、スペルウィーバーの役割ではない。⭐

レベル6

Living Torch 96
4 3 : 対象に隣接しているすべての敵に2ダメージ 1
召喚: 2 3 2 3 死亡時: 2 (隣接するすべての敵) 2

ここで光マナの出番が来る。下段の召喚獣もレンジ攻撃ということで使える範疇にある。⭐

Frozen Night 46
4 5 対象ごとに1
3 : +2 (自分) 1

射程と火力を鑑みるに、この程度のロスト火力を増やす余裕はないだろう。下段はインビジブルつけて先陣を切る戦法という選択肢ができるようにはなるが、どうしても闇マナの確保という問題がついてまわる。

レベル7

Twi Restoration 75
あなたのロストカードを2枚まで
3 3 2

Reviving Etherの2枚しか帰ってこない版。Reviving Etherと併用してロストカードを3回使い回すことができはするが。

Stone Fists 62
6 2 : 2 1 2
3 1 (自分) : +1 +1 1

これくらい火力があれば検討対象には入るが、スペルウィーバーにとって土マナの優先度が高くないのがネックとなるだろう。

レベル8

Zepher Wings 85
2 : →3 1 コイン・宝箱を最大4つまでしか獲得できない。
8 : +3

Ride the Windの強化版。移動11はさすがに唯一無二なので、1枚取っておく価値はあるだろう。

Cold Front 61
5 2 5 2
次の3回のあなたを対象にした攻撃によるダメージ源に対し、ダメージを無効化し、3 3 3

こちらはFrost Armorの強化版といったところか。ロスト火力はあまり増やしたくないが、角度を選べば6ヘクス先まで届く射程は魅力ではある。

レベル9

Black Hole 41
4 3 3 対象ごとに1 : 範囲内のすべてのノーマルの敵を倒す。
4以内のヘクスを1つ選ぶ。2 (選択したヘクスから4以内のすべての敵, 選択したヘクスに向けて牽引する)

下段で使用して敵を範囲攻撃の有効範囲内に集めるのがメインの用途になるだろう。⭐

Inferno 19
3 (あなたと同じ部屋のすべての敵) :+1 1 同じ部屋のすべての味方は2ダメージ。
2 3 (自分とすべての味方)

グルームヘイブンにおける究極のロマン砲。ドアは部屋に含まれないので、1歩踏み込んでから撃つ必要がある。ところでこの攻撃は近接攻撃である。このことが役に立つことがあるかもしれない。⭐⭐